Reactivated Love #6S | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

最初お話→#1A
前回のお話→#5S

#6S




風呂から出ても既読にはならず。


電話をかけても、

また無機質な返答が流れるだけで。



松潤に電話してみようかとも思ったけれど

なんとなく

ちょっと連絡がつかないだけで騒ぎ立てるのは

いい歳のオトコがするにはカッコ悪い気がして




「アァ~、ちきしょ、

どこ行ったんだよ・・・、」




せっかく帰ってきたのに、

と思いながらビールを呷り


いつもより広く感じるベッドで

眠りにつけるまで何度も寝返りを繰り返した。






朝起きても既読にならないまま


支度を済ませ、

マネージャーの車に乗り込んだ。



昼からの収録には来るはずだから

その時に落ち着いて聞けばいい、


さりげなく聞けば。


無事なら、それでいい。



風間のところあたりに泊まったと

ケロっとして笑うはず。



自分に言い聞かせながらも

局に入るまで結局6回、LINEを確認した。




「はよーございまァす、」




前室に入るといつも早い松潤がいなくて

珍しく智くんがそこにいて

ティッシュの箱にいたずら書きをしながらココアを飲んでいた。




「大野さんおはよう、

一番なんて珍しいね、」




向かいに座る。




「しょーくんこそ、

今日は相葉ちゃんと一緒じゃないのか?」


「あぁ、・・・うん、」




普通を装うつもりでいたのに

不意打ちで聞かれて歯切れが悪くなった。



察した智くんが手を止めて顔を上げた。




「あー、夕べから連絡ついてなくてさ・・・。

まぁ、風間のところあたりにでも泊まったんじゃないかな、」




ハハハと空笑いする俺を見て

智くんが何か言いかけた時、

ドアが開いて




「はよーっす、」
「おはよぉ~、」




松潤と・・・、

松潤の服を着た雅紀が、


入って来た。




#7S