Discostar☆Love F.D.O.Y. 2016-#14 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

Discostar☆Love
First Day of the year 2016 #14

最初から #1
前回のお話 #13




「だから。

そんな余裕ねェんだって、」




上半身だけベッドに倒されて

上から翔ちゃんがカラダをひねって

おれの両手首を耳の上で押さえ込む。



そんな・・・



ドクン、


ドクン、


ドクン、




そんな風にされたら、

どう応えていいか分かんない・・・



大好き、って抱きしめたくても

自由を奪われた手が動けない。



くっついて

恥ずかしいのをごまかしたくても

くっつけない。





翔ちゃんが

オスの表情(カオ)してる・・・




「しょぉちゃん・・・

すき、だよ・・・」




前髪を垂らした

カッコイイ翔ちゃんに向かって

抱きしめたいキモチを目で訴えた。




「・・・っ、

バカやろ・・・」




翔ちゃんが目をそらす。




「ぇ・・・?」




何で?

好きって言ったっていいじゃん、




「お前、

ワザとだろ・・・」


「?」




ワザと・・・?

ワザと何?

今おれ何かしたっけ?




「我慢できねーつってんのに煽るバカどこにいんだって、」



「・・・ぁ、」



自覚したのと同時に

手にグッと翔ちゃんの体重がかかって




重なる・・・唇。




「ん・・・、」




フィズのトイレとか


パーキングの車の中とか


玄関先とか




誰かに見られちゃうかもしれない

ドキドキがあるけど




今は



誰にも邪魔されない

二人だけの空間だから



何にも考えずに、

ただ翔ちゃんのことだけを想って




与えられる柔らかくも熱い情熱に



意識を専念できる・・・