Discostar☆Love F.D.O.Y. 2016-#2 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
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Discostar☆Love
First Day of the year 2016 #2

最初から #1
前回のお話 16-#1




グイッ、って、肩を離される・・・


翔ちゃんの顔が、真顔で。



ドクン、



急に不安なキモチが胸に広がる。




「しょぉちゃ、」




見上げた先の翔ちゃんの瞳(め)が

まっすぐにおれを見て離さない。



返事をしてなくて

怒らせちゃったのかも・・・



耳の後ろがザワザワし始めた時、




「しょぉ、・・・んぅ、」




唇を塞がれた。



深く、



・・・深く。




「んん、・・・しょっ、

・・・ゃめっ、・・・はぁ、」




唇を離れた翔ちゃんは、

両手でおれの顔を包み込んで

そのまま親指で頬を撫でると

ギュって、抱きしめた。




「しょ・・・ちゃ?

どぉした・・・」



「よかった・・・」



「え・・・?」




肩に顔を埋めるようにした翔ちゃんが、

腕にまた力を込めて、離した。



両肩に手を置いた翔ちゃんに見つめられる。



ハァ・・・ッ、



深く息を吐いてから、

翔ちゃんが話し始める。




「既読になったまま返事がなくてさ・・・、

雅紀はフロアに出てるから返事してる時間はないかもって

頭では分かってたのに

気になって気になって・・・。」



「ぁ・・・、ごめ・・・、」



「いや、いいんだよ、雅紀は悪くない。

俺が信じてやれなくて・・・ゴメン、」



「えっ?そんな、しょぉちゃん・・・

おれこそ、一言くらい返事してれば・・・」



「違うんだ。」




翔ちゃんが首を振った。