Discostar☆Love F.D.O.Y. 2016-#1 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

Discostar☆Love
First Day of the year 2016 #1

最初から #1
前回のお話 #5




フロアの中心で踊り疲れて、

またカザマを誘って階上(うえ)に行こうかと思った時

タイムリーにカザマが近付いて来た。




「かざまぽん、」


「アイバくん、」




ほぼ同時に声を掛け合う。




「アイバくん、階上(うえ)、」




カザマが指をさしたから

気が合うな、って思ったのと同時に


いつもはおれと言葉がかぶった時は聞き役に回るカザマが

『ウエ、』とかぶせてきたコトに違和感を覚えて視線をあげた。



いつもの、

おれの席、に。



見覚えのある・・・


姿・・・




「しょ・・・?!」




カザマも、


フロアの子達も、


目に入らないくらいに



ただ一人だけが世界に残る。



階段を駆け上って、

大好きな人の元へ。




「しょぉちゃんっ!」




伊達眼鏡と帽子で変装してる風(ふう)の翔ちゃんの手を引いて

トイレへと連れて行く。



誰もいないのを確認すると、

翔ちゃんの首へと飛びついて

ギュって抱きしめた。




「しょぉちゃん、

明けましておめでとう!

来てくれるなんて思ってなかった!

嬉しい♡」




『おめでとう』、って、


返ってくるもんだって、


てっきり思ってた・・・。