キミニカケル*31 Final | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

最初から→*1
前回のお話→*30


キミカケ*31




「相葉さん?櫻井さん?そろそろ行きますよー!

まったく、すぐ二人の世界に入っちゃうんですからー!」



「ホント、仲が良すぎて大変ですよ、あははは、」



「あっ、ハイ、すみません、行きます行きます!」

「はぁい、今行きまぁす!」




マネージャー達に急かされて移動をする。


廊下で雅紀をそっと振り返ると、

パッと目と合わせてニコって笑いかけてくれた。



あぁー、やっぱ俺の幸せの沸点低ィわ・・・



っつうか雅紀の笑顔最強だな・・・

それを独り占めとかさ。




「しょぉちゃんなにニヤけてんのさ?」


「エッ?」




ハッと我に返ると雅紀がニヤニヤしながら

覗き込むような体勢で靴を履いている。




「バッ、何でもねェよ!ニヤけてねーし!

つうかニヤけてンの雅紀だろ?」



「えぇっ?おれニヤけてないよぉ~、

しょぉちゃんにつられたんだって!」




『またやってる』って、みんなが前の方で振り向いて笑ってくれるから


なんだか二人で戯(じゃ)れてても認めてくれてる気がして・・・


公表できない二人の仲を、

容認されてる気になって・・・



嬉しくて

普段より雅紀を構いたくなってる。



いや・・・

人が少ないとは言え、一般の方もいる。

ここは外界(そと)だ。

もう少し自粛しないとな・・・



気を引き締めて、本堂でまた写真を撮って貰って

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裏参道から 車を停めてある瑞巌寺方面へと向かった。

途中で雅紀がそっと『どうかした?』って、

大人しくなった俺を心配して聞いてきたけど




「プライベートで雅紀と来たらどこ行こうって考えてただけ、」




って笑いかけて




「あーあと帰りは個別取材も終わってるし

新幹線、一緒だから。

俺、個室 雅紀と一緒でいいって言っといた。」




って軽くウインクしたら、

パァッと明るい顔になって、

それからちょっと照れて見せて。

雅紀の独特のあの柔らかな声で笑って

眩しすぎる笑顔がこぼれる・・・



そんな光景を目に焼き付けながら、

俺の幸せはこの笑顔と共にあるんだって


この笑顔を俺はこの先もずっとずっと護っていこうって


溢れる想いが 力となる・・・


キミとの未来へ紡いでゆく想いを 空へと・・・

350年以上前から続くこの泰然とした木々を見上げながら、

静かに心に誓った。


俺たちの鼓動が時間(とき)を刻む


二人の未来を 諦めはしないと・・・

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Fin.






**************



どうも。
まぁよくもここまで引き延ばしたよね(苦笑)

そんなマッタリ突破にお付き合いいただいた皆様

あいばとうございました


途中でどう〆ようか路頭に迷ったこともありましたが

歌詞を絡めてどうにかフィニッシュ!

おめでとうございます。
あいばとうございます。



ハロウィンはまだ終わりません←
終われませんでした(腕がなかっただけ)

去年みたいな連投もありません←

今しばらくお付き合いいただければ有り難き幸せ。



ではではみなさま今日も素敵な1日を

Happy Halloween