Discostar★Love 3 #57S | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

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最初から  #1
前回のお話 #56


#57 Side-S




唇を合わせたまま浴室へとなだれ込む。




「んぅ、」




壁と雅紀の間に腕を差し入れ

押し付けるように深くその舌を追いかける。


頬、耳、首筋、冷えた肩へと矢継ぎ早に唇を這わせ、キスの音を響かせていく。




「ん、ま、待って、・・・しょ、

もっとゆっくり・・・、」




雅紀の両手が頬に添えられ、

ゆっくりと引き寄せられる。




「ハァ・・・」


「はぁ・・・、しょぉちゃ、」




雅紀の唇がゆっくりと近付き、

柔らかな感触がこの唇に触れた。




・・・チュ・・・




「はぁ・・・」




チュ、




「・・・入ろうか?」




ガッついてしまった勢いを抑えるように、

ぬるめに張ったお湯へと雅紀を誘う。




軽くシャワーでお互いを流し、湯へ浸かる。




「なんか、恥ずいんだけど、」




そう言って背中を向ける雅紀を

膝の内側へ入れるように誘導する。




チャプ・・・ン、




柔らかなお湯の中で雅紀の肌に触れていると、

穏やかな気持ちと・・・

その穏やかさを情に染めてしまいたい衝動と

背中合わせの気分にさせられる・・・



俺の目の前で雅紀のうなじに・・・

髪が束になって雫が垂れる。



ドクン・・・、



雅紀が・・・、

無言のまま、

その胸へと巻きつけるように俺の両腕を引いた。