And if...2-98 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。


これまでのAnd if...2 
#1  #10  #20  #30  #40  #50  #60  #70  #80  #90

前回 #97


And if...2-98




都内に入って、メシでも行く?って話になって、

リーダーのおごりでラーメン屋に行った。



食べ終わって、また松潤が運転席に戻ってリーダーの家に向かう。




「着いたよ~ん」


「おぉ、まちじゅんお疲れ。

ありがとうね。みんなもまた明日ね。」



「あぁ、ワタシ大野さんに貰うものあるから一緒に降ります。」



「へっ?」



「いいからいいから。」



「あはは。智くん、ニノ、お疲れ。

また明日。」



「おつかれ、りぃだぁ、にの。

明日ね~。」



「じゃぁねーん」




松潤が一回クラクションを鳴らして、

頭の上に『?』が浮かんで見えそうなリーダーと、そんなリーダーにお構い無しで手を振るニノをあとに車を出した。



車内には3人だけ・・・


そう言えば・・・、

松潤と翔ちゃんはおれのこと・・・

なんか話したのかな、

ワイン見ながらとか・・・




何か話した方がいいかな、

でも何を話したらいい?




胸をザワザワさせながら沈黙の中

洋楽を聴き流す。




「・・・次、翔さんちで二人降りる?

それとも相葉くん送った方がいい?」



「!」




松潤はいつもドキッとすることを平気で急に言う。




「あー、うん、どする?

雅紀、明日はレギュラーの前、何も入ってなかったよね?」



「あっ、・・・うん、

何も・・・ないけど・・・」



「じゃあ俺ンちでいいよな?」



「あっ、・・・うん・・・」




チラリと左側の松潤を見ると、

ハンドルを握ったまま唇の端でフッと笑って、




「りょっかーい」




って言いながらウインクして見せた。