And if...2-97
「あ・・・、うん・・・、」
なんて返したらいいのか、ずっと考えてたくせに
全然言葉が見つからなくて参る・・・
「アレ?相葉くん、もしかして気にしてる?」
「えっ、」
「いや、オレが好きだよって言ったことをさ。」
・・・そんなにサラッと・・・
さらに返事に困るおれ・・・
情けない・・・
「フッ、あんなのいいからさァ、気にしないでよ、ホント。
なんて言うのかなァ・・・
相葉くんが翔さんのこと好きで、翔さんも相葉くんのこと好きなのに
おたくらちっとも進展しないからさ。
ちょっとハッパかけにイッたってワケ。
それだけだから。」
「・・・まつじゅん・・・」
「あぁ!相葉くん、前見て前!」
「ごめっ!」
「ひゃひゃひゃ、アブねぇなぁ!」
真っ直ぐ前を向いてても分かるよ・・・
松潤のあったかさ・・・。
「潤くん、ありがと・・・。」
「やめてよ、何よ急に潤くんとかさ!ひゃひゃひゃ!」
「くふふっ!いーのっ!今ちょっと呼びたくなっただけなんだから潤くんて!」
・・・良かった、ちゃんと言えて。
・・・良かった、嵐のカタチが壊れなくて・・・。
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