And if...2-89 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

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And if...2-89





「なになに?!えっ、開けていい?!」


「いいよ、」




包装紙を開けて中の箱のフタを開けると・・・


中から出てきたのは、さっき二人でかわいいねって見てた、

サンタとエンジェルがハグしてるスノードームだった。




「わぁ、いいの??コレ小さいくせに結構な値段だったよ?!」


「ふははっ、ソコかよ!

や・・・、さっきさ、サンタの肩が撫でてて俺みたいだって雅紀笑ってたけど・・・

俺、そン時に、その天使が雅紀に見えてたからさ・・・


なっ、なーんてなっ!はははは!

柄にもねェな、なんだコレ?」




照れ隠しにベンチから立ち上がって水辺へと歩き出した翔ちゃんを

追いかけるように立ち上がる。




「待って、」




後ろから左手をつかんで翔ちゃんの前に回り込んだ。




「なんだよ、」




照れた翔ちゃんに顔をグイって近付けて、

ニコって笑う。




「ありがと!大事にするね?くふふっ!」




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