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最初から #1
前回のお話 #44
#45 Side-A
そ・・・そんなに覗き込まれたら、
ドキドキしちゃってうまく話せないよ・・・
「えっと、・・・あの・・・」
翔ちゃんの優しくて大きな目が『ん?』って、さらに覗き込む。
カァッ、って、顔が火照ってくる。
不意に、フッ、って翔ちゃんが笑うから
目を合わせるように顔を上げると、
「良かった、その感じじゃ嫌われたんじゃないみたいだ。」
って翔ちゃんが優しく微笑んだ。
おれ、自分のことばっかで・・・
翔ちゃんはおれのこと色々気付いてくれてたのに・・・
「なんでっ!しょぉちゃんを嫌いになんて、そんな訳ないじゃん、おれ、しょぉちゃんに迷惑かけてないかって自分が嫌になっちゃって、しょぉちゃん忙しそうだし、でもくっついてきちゃったし、」
あぁもう自分が言ってることがめちゃくちゃだ・・・
「マサキ、雅紀!落ち着けって、」
ソファーに座ったまま膝に肘をついて頭を抱えるおれの左側に翔ちゃんが座って肩に手を回した。