SASS the movie novelized Ⅶ #1 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

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櫻葉 Short Story the Movie
Episode Seven
Novelized Ver. Edited 2015
 


 SASS*Ⅶ ~Side N~ #1
 →注意ネタバレ注意注意
動画Ver.はコチラから


 

とある番組の収録後の楽屋。

相葉が一人でいるところへ
櫻井が入ってきた。
 



「あ・・・しょぉちゃん・・・
お疲れ・・・」
 



いつもは明るくじゃれついてくる相葉が
不自然に距離を測っているのを肌で感じ、

自然と櫻井もぶっきらぼうに答えてしまう。
 



「・・・オツカレ。」
 

「・・・・・。」
 

「・・・・・。」
 



数秒の沈黙の後、
相葉が思い切ったように口火を切った。



 
「あのさっ・・・!

今日のあれ・・・

ちょっとしょぉちゃん、ゲストの女優さんと絡みすぎじゃない?! 

カメラ回ってない時でもさっ・・・!

おれとの事の・・・カモフラージュかもしれないけどさ。」
 


「・・・。」
 


「ネェなんで黙ってるの?

あれはちょっと・・・

分かってても、おれやっぱあんま見たくないよ、しょぉちゃんが他のヒトと楽しそうにしてるの・・・!! 

なんか・・・

見せつけるみたいにさ・・・」
 



「・・・被害妄想だろ」


 
「じゃあっ・・・!

待ちの時のあの態度は・・・?! 

あれだって・・・」
 


「お前さ・・・!」



 
珍しく荒げた櫻井の声が相葉の声を遮る。
 

二宮が楽屋へ入ろうとした時、
ちょうど中から櫻井の声が聞こえ

ドアノブにかけた手が止まった。