Discostar★Love 122 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
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電話を切り、雅紀のための新しい下着を探しにウォークインクローゼットへ入る。


新しいやつ・・・

どれがいいかな、


自分が履くには特に拘(こだわ)らないくせに、雅紀には似合いそうなのを選ぼうとしてる俺。

雅紀が履いてたブランドのパッケージを見つけてそれを手に取るとバスルームへと向かった。



シャワーの音も、水音もしないバスルームに、『あいつ大丈夫か?』と思い、声をかける。


コンコン、

「雅紀?」

「なっ、ナニ?!」


あぁ、良かった。
逆上(のぼ)せてなかった。


「パンツ・・・新しいやつ、ここに置いとくから。」

「あっ、ありがと・・・」

「・・・」


なんか、キョドってる・・・?

まさか・・・

さっきの、俺がシてやったのじゃ思い切り出せてなくて自分でヤり直してたりして?!

・・・結構出してた気がすンけど。


「あのさ2回目とか・・・スんなよ?」

「はっ?!しないし!!」

「ははははは!」


また・・・、俺がシてあげられる機会が来ますように!

・・・そんなことを考えたらオレが反応して来て、取り敢えずトイレに篭った。

(・・・見せねェよ)←2回目



スッキリしたら眠くなって、雅紀のことを意識する前に寝れそうで・・・


『悪ィ、先寝ます。

風邪引くからベッドにおいで。

襲ったりしないから』


とメモ帳に書いて、今のうちにと先にベッドへ入った。






・・・アレ・・・

なんかいい匂いする・・・



目を開けると窓はもう明るく、隣にいるはずの雅紀の姿がなくて慌てて起き上がる。

リビングへ行くとキッチンの中に雅紀がいた。


「あっ、しょぉくん、おはよ!ゴハンあと7分で炊けるから顔洗っておいでよ」

「あっ、おぅ、サンキュ・・・、アレ?雅紀、寝た?」

「えっ?」

「や、どこで寝た?」

「くふふ、しょぉくんの横で寝かせてもらったよ?」

「マジで?」

「うん、しょぉくんよく寝てたね♡」


・・・マジか。

惜しいことしたな・・・



いやセクハラだろ。


「・・・顔、洗ってくるわ」

「くふふっ、いってらっしゃい」


あわよくば微睡(まどろ)みの中どさくさ紛れにまた雅紀の柔らかな髪に触れて・・・

抱き締めて・・・

甘い匂いに顔を埋めようと思ってたのに・・・


「不覚・・・」


顔を洗いながら、いろんな意味でザンネンな気持ちを水に洗い流した。


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