「じゃ、乾杯~!」
「いぇ~い かんぱぁい!」
「すげェ美味そう!いただきます!」
「うん!召し上がれ!食べて食べて?」
結局、食べ始めたのはもう日も傾いてくる時間になっていてアイバくんと早いビールを傾ける事にした。
「うんめっ!何コレうめェ、マジで!」
「くふふっ、ホント?!よかったぁ。ね、こっちのゴマの方も食べてみて?」
「うん!ウマひ!あっふ!」
「くふふふっ!サクライさんの方がヤケドしちゃうんじゃないのっ?」
「あっ、ねぇ、ホレ。(ゴクン、) その『サクライさん』てェの、やめない?なんか遠いんだよなー。」
「えっ?そぉ?じゃあ・・・サク・・・さくらい・・・」
「翔でいいよ。」
「えっ!いやいやそれはさすがに!」
「いいって」
「えっとじゃあ、ショウくんで。」
「んー、まぁいいけど。俺は?なんて呼べばいい?アイバくん下の名前、何だっけ?」
「雅紀。いいよ、おれ雅紀で」
「いやいやそれはさすがに!つって!ハハッ!じゃあ・・・マサキくんで。マサキくん?アイバくん。マサキくん?ダァーッ、アイバくんの方が呼びやすいな。俺アイバくんでもいい?」
「くふふふっ!いいよ、いいよ、好きに呼んでくれれば!ふふっ!」
唐揚げの他にもポテトサラダとか(ソースかけてなんて初めてだったけど超絶ウマかった!)、水菜のサラダとか、豆腐の味噌汁とか、即席のオイキムチとか。
「あぁ~っ、シアワセ!」
「くふふっ!サク・・・じゃなかった、ショウくん、ホント美味しそうに食べるんだね。」
「いやだってマジ美味いもん!美味いメシ食ってこんな時間から飲んで、最高じゃね?」
「ふふふ。そんなに喜んでくれるなら、作ってよかった!」
ゴ・・・クン。
ヤベェな、いよいよヤベェ。
今俺アイバくんがすげェ可愛く見えたぞ?
おかしいな俺まだそんな飲んでねェし!