On Nino's B.D. Novelized Ver.#2 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

前回のお話→#1


自販機コーナーを通りかかった時、角にあるゴミ箱をつま先で小突いてる相葉氏を見かけて思わず声をかけた。


「何やってンの?こんなトコで。」

 


一瞬肩を小さくすくめた相葉氏は、なんか慌てたように喋りまくった。


「しょぉちゃん、今度の休み予定あって忙しいんだって!」

「にのはどうせまた一日ゲームなんでしょ?遊びに行ってあげようか?」


その慌て方・・・ってか翔さんの予定なんてワタシ聞いてないし。
早口でまぁペラペラと。

ってかコノヒトの行動パターン、分かり易過ぎるよね。

・・・粗方、アレでしょ?今度の休みに翔さんを誘って撃沈でもしたんでしょうね。

分かり易くて可愛くて・・・フラれちゃって落ちてるくせにワタシにまで元気を装う健気な相葉氏。


次の休みかぁ、付き合ってやりたいとこですけど・・・今度の休みは久しぶりに実家に帰ってかぁちゃんのメシ食うからって連絡しちゃったんですよね~・・・

ま、いいでしょたまには、一人の休日も?それにワタシが断ったってコノヒトのことだから大野さんかJにも声かけるだろうしね。


「ご期待に添えず生憎ですが・・・ワタシも次の休みは予定がありまして。」

「えっ!?そぉなのっ?」


何よ、そんなに珍しいですかワタシに予定があったら?


「フフフ、ワタシだってたまには外くらい出ますよ。失礼だねアナタ。すみませんね、翔さんに続いてフッちゃって。」


そう言ったらさ・・・『フラれてないし!』とかって返してくるかなって思ってたのに・・・

なんだか思いの外しょんぼりして見えたからね、そんなの見ちゃったらさ・・・気になっちゃって放っては置けないでしょ、だってあの相葉氏が、だよ?

 
今オンラインにハマってて今日も本当はすぐ帰るつもりだったけど。

こりゃやっぱりワタシの出番かなって思うわけ。


「休みは予定あるけど今夜なら付き合ってやってもいいですよ?

そうねー、ハンバーグなら奢られてあげてもいいですよ、美味しいハンバーグ、唐揚げ付きで!食べに行きましょ。

どうせだってアナタも暇なんでしょ?予定ないんでしょ?」


あぁ、どうしてもコノヒト相手だと素直に誘ってやれないワタシ。だけどこういう時の相葉氏はね、こうやって無理にでも誘ってあげないといけないの。

昔っから、『悩みなんてないです』って風に振る舞うくせに一人になるとホント暗くて、色々一人で考えちゃうヒトだからね。

あっでもコレは営業妨害になっちゃうからね、ナイショですよ?


・・・お酒入ったところで突っついて聞き出して、少しでもまーくんのココロから澱が消えてくれたらそれでいい。ワタシはアノヒトの心からの笑顔を護るためならね、何だってできますよ、たぶんね。
さ、じゃ飲みに行ってきますかね。相葉氏の奢りで。


 



to be continued...

#3