まっつん潤♥️祝18周年!#5 | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

「潤くんてさぁ、犬みたいだよねっ!」

言った本人の方が
人懐こい子犬のような
屈託のない笑顔で
コロコロと笑っている

そりゃあさ、
俺はまだまだ背も低いし
細いし ガキっぽいかもしんねぇけど
言っても俺、トンがってるつもりだし
相葉くんより
オトナっぽいつもりなんだけど?

相葉くんは俺より1学年上の
センパイ、なんだけど
事務所に入ったのは
俺の方が少しだけ早くて
それで言うとうちの事務所では
入った順になるから
俺の方がセンパイ、なわけで

相葉くんは
ジャニーズ、って言われて
納得するくらい可愛らしい
その容姿とは裏腹に
妙にオトコっぽかったりする
そして
やたらと俺に対して
センパイ風吹かしてくる

朝ごはんは絶対食べろだとか
あんま遅くまで起きてるなとか
送ってほしい時は
バイク乗せるから言えだとか

母親かっつーの
チャリあるし
っつーかバイク乗ったら
事務所に怒られんじゃねぇの?

・・・でも相葉くんのおかげで
コーヒーだけで済ませてた朝も
ちゃんと何か
お腹に入れるようになったし
次の日が早ければ
寝る時間を意識するようになった
それもまた事実。

「潤くんさぁ、コレ食べたことある?コレ今日来るときコンビニで見つけた新商品のお菓子!超うめぇの!食ってみ?さっき櫻井くんにもあげたらめっちゃテンションあがってたんだよ!ねっ?そうだよねぇ~、櫻井くんっ?くふふふふっ」

相葉くんは
楽屋で俺が一人でいるのを見ると
決まって何かしらこうやって
話しかけて来て
俺が自然に輪に入れるように
空気を和やかにしてくれる
素でやってるのか
分かってやってくれるのか
スゲェ観察してても
分からないんだけどさ

そんな相葉くんの周りには
楽屋でも現場でも
いつも人が絶えなかった
いつも誰かといて
何が楽しいのかいつも笑っていた
いや、いい意味でね?

ジュニア時代から
そうだったんだけど
わりといつも彼の隣には
二宮くんがいた
それは「嵐」になってからも
変わらずで

仲がいいのは分かるんだけどさ
見てると時々
もどかしくてイラつくんだよ

くだらないことにも
スゲェまっすぐで
真っ直ぐすぎて
空回りして

二宮くんとか
結構キツく突っ込んでてさ

それでも相葉くんは
明るい笑顔で笑ってるんだ


ある時
テレビ局の自販機コーナーで
ひとりで座ってる相葉くんを見かけた


「珍しいね」

「あっ、潤くん。おつかれ~。えっ?めずらしいって、何が?」

「や、ホラ、いつも誰かと・・・二宮くんとかさ、一緒じゃん?」

「ん~、そうだっけ?そうでもないよぉ~?ふふふ。潤くんの方がお友達いっぱいいるんじゃない?」


膝に肘をつくようにして
屈んだ格好のまま
缶コーヒーの縁を
指でツツといじるようにしながら
相葉くんが答える

いつもの
元気にはしゃいだ相葉くんと
ちょっと雰囲気が違った気がして
なんとなく
突っ込んでみたい衝動に駆られた


「怒んないよね、相葉くんて」

「・・・えっ・・・?」


一瞬、眉をひそめた・・・
気が、した。
でもスッと
いつもの柔らかい表情に戻って
笑いながら言った


「なぁに?なんか、あった?じゅんく~ん。ふふっ、なになにっ、どぉしたのっ?」

「いや・・・相葉くんさ、よく二宮くんとかに突っ込まれたりしてるっしょ、バカとか言われて腹立たないの?たまには言い返したりすればいいのに。」

「う~ん、でもおれハラ立たないからなぁ~。あははっ!潤くん、ナイショだよ?おれのハラ、きっと立つ足がないのっ!さいしょからっ!だからおれのハラは立たないの、っつって!くふふふふふっ!」

「ぷぷっ、なんだよ、それ。」


彼独特の変わった視点は
既に周知のことであり
俺たちは・・・いや、
相葉くんの周りは皆
彼の
こういう突拍子もない発言や
天然力溢れる行動
純粋できれいなココロに触れて
癒されたりしてんだ


「・・・怒ってもさ・・・いいコトないし。」

「・・・え?」

「笑ってればさっ!いいコトあるんだよね、きっと!」

「あぁ・・・」


相葉くんの笑顔に
なんでこんなに人が惹かれるのか
分かった気がした

相葉くんの笑顔は
ただの笑顔なんかじゃなくて
なにもかもを包み込んで受け止めてる
本当に純度の高い
穢れのない笑顔だから


彼の芯の強さを感じるのと同時に
その強さがとてももろい物に思えて


この人の笑顔を
曇らせたくない
曇らせちゃいけない

護るんだ
俺たち仲間で


そう、思わずにはいられなかったんだ




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