まずは年頭の、1 月 1 日に発生しました「能登半島地震」において

 犠牲になられた方々に 深く哀悼の意を表すとともに、被災された

  多くの皆さま方に対しお見舞いを申し上げます。

 

  自分も微力ながら 募金させていただきました。

一日も早く復旧・復興がなされますことを、心よりお祈り申し上げます。

 

 

 

 

  そして そんななか こんなフザけたレビューをしていいものかと

 考えましたが、地震が起こる年末に もう書き始めてしまったのと

 

  正月休みに 映画を観るヒマが全くなかったのも あって 

  この『エマニエル夫人』 なってしまいました。

 

 

 

 

  正月映画レビューは キワモノでやっていこうという

 企画力 裏目に出たなぁ…。

 

 

 

 こういう時だったら こんなクチュクチュした映画じゃなくて

『バックドラフト』レビューするっつーの。これじゃぁ僕が空気読めない感じじゃない。

 

 

  というわけで 次回は災害立ち向かう漢たちの映画を

 レビューさせていただきます。

 

 

  もしも『オースティン・パワーズ』とかになってたらスマン。

      では こっからスタート。

 

 

 

   あとテンションが 正月休み突入の 躁状態なソレ

  マヂムカつくなぁコイツ。(自分との闘い)

 

 

 

 

 

 

 

 

  

      明けまして おめデニス・ホッパー!!

 

 

 

 

   いやぁ、明けましたね!  去年は TSUTAYA閉店など

  新年早々、(終わった。)と感じた年なので 2024年

 

   TSUTAYAが 3店舗ぐらいできるといいなぁ。

 

 

 

 

 

  あれです。 野焼きの要領ですね。 一度 閉店させることで

 さらに 強いTSUTAYAが産まれるという クラッシュ&ビルド。

 

 

 

  雑草ごときが出来るんだから TSUTAYAに 

 やって出来ないことはないさ!  なぁ!?(虚空に向かって)

 

 

 

 

      

   さて、このクソブログの新年一発目。

 

今までの 正月レビューは 『ジャッジ・ドレッド』 『弾丸刑事』

『スーパーマリオ(実写)』など 微妙なラインナップなのにはワケがある。

 

 

 

 

 僕という人間は 基本 「期待しすぎない」という保険をかけて

 人生を サバイブさせてもらっているのだが

 

 

 新年早々、ブチ上がる映画を観て ブチ上がった状態

にぶつかったら どうなるか。  例えば 先程 言ったTSUTAYA閉店だ。

 

    

 

 

  『スーパーマリオ(実写)』という2速ぐらいで 壁ぶつかったので

精神全身打撲ぐらいで済んだが、

  『エクスペンダブルズ』かなんかで ぶつかっていったら

 

 

  おそらく 北斗八悶九断を喰らっている。 つまり死ぬ。

   

  

 

 

 

 

   2024年 幸多からんことをと祈るのは 当たり前なんだが

もしかしたら TUSUTAYA生えてこないということもあるかもしれない。

 

 

 

 

そんなダメージを減らすために 選んだのが この『エマニエル夫人』だ。

 ふふ、我ながら合ってるのかどうか分からんチョイスだよ。

 

  

 

 

   だが、それがいい! 『エマニエル夫人』レビューです!

 

 

 

 

 

    『エマニエル夫人』  (1974年)

 

 

 

 

 

    全国の 中高生の童貞共を

   エロスのワンダーランドに迷い込ませる映画、

   それがこの『エマニエル夫人』だ!

    淫靡で退廃的、だけど 淡い夢のなかにいるような。

   とりあえず下心から入って正解なこの映画!

   今、エマニエル夫人の エロ武者修行が始まる!

 

 

 

 

           軽くあらすじ!

 

 

 

 

↑ エマニエル役の人が フランス語話せなくて このシーン吹き替えらしい。

  

 

 

 

 

 まずはフランス! そこに今作の主人公エマニエル夫人が住んでいた。

 

 

外交官であるエマニエル旦那のいる タイに旅立とうと

友達に空港まで 送ってもらえる算段をつけている。

 

 

 そして動きが 無意味に エロいのだった。

 

 

 

 

 

 

 

   ↑ こいつ頭おかしい…。

 

 

 

 

 

 

  一方、そのころ 同僚と 猥談をしている エマニエル旦那。 

同僚が「エマニエルが一人で心配じゃない?」と聞くと

 

 

  「支配なんかしねぇよ! 自由にヤるのが一番だ!

   あいつは 激エロ マジMILFだから!」なんて

 

  自由意味を はき違えてるルフィじみたことを言いだす。

   同僚もそんなつもりで聞いたわけじゃねぇだろうに。

 

 

 

  を理解してる 良き夫…に浸ってるんだろうけど   自分を自慢して

 褒めてもらいたがってる。 大した男じゃないわ。(リツ子さん)

 

 

  

 

  

     ↑ どっちの意味で言ってんだお前ェ!!

 

 

 

 

    

       そして とうとうタイに エマニエル上陸。

 

 

     は おかしいが、腐っても外交官。

   エマニエル旦那は エマのために 豪邸を用意していた。

 

 

     おいしい料理に、痒いところに手の届く使用人たち。

   何不自由ない暮らしに見えるが 一つ 大きなが存在した。

 

 

                 そう 退屈だ。

 

 

 

 

      

            ↑ えぇ…(困惑)

 

 

     

 ↑ 妻の前で エマニエル旦那と自分の浮気をバラす イカれっぷり。

 

 

 

 

 

 

    どこぞの 海軍将校寝ただのエマニエル旦那寝ただの

      あらゆる猥談を繰り広げる MIlFたち。

 

       

     エマが迷い込んだのは 濡情魔窟だったのだ!

 

    

 

 

 

 

     『エマニエル夫人』をスケベ目的で観た 哀れな あの頃の僕。

    正直、今見ても ストーリー性が ほぼないぜ!  年中発情、

   倫理が完全に崩壊したこの世界で エマは どうサバイブする!?

 

 

 

 

 

 

             感想です!

 

 

 

 

      笑いなし、涙なし、本番あり どスケベ映画ですね。

 

 

 

 

 

  

        ↑ 透けちゃってますよ。(親切警告)

      

 

  

  

      ↑ 君も 心の目で 蠅帳の中に エマニエルを視よう!

 

 

 

 

 

       タイに着いて早々 蠅帳みたいなベッド

   おセックスバトルを繰り出してくる エマニエルズ。

 

 

    (企画モノかよぉ…)と戦慄するぐらい スムーズ

   情事にふける。  紙一重で ギャグの域に 足を踏み込んでいるのだ。

  

 

    さらに笑わせてくれるのが 伝播する性欲だ。

 

 

 

 

   

        ↑ せめて自宅で やろうね!

 

 

 

     

 

      エマニエル夫人瘴気に 感染したのか

 お手伝いさんたちまで 至近距離 おっぱじめる始末。

 

 

 

  他にも 飛行機 竿役が 順番待ちしていたりして

 濡れ場を ベルトコンベアのように 滑らか出荷 そして供給。

 

 

 

   奴等は もはや義務感、いや機械的に はぁはぁしている。

 

 

 

 

 

  

    ↑ 今作最強の百合おばさんに 目をつけられるエマ。

    

 

 

 

 

 

      今作では スケベ戦闘力。

      

 

 

       つまり淫乱なほど強い。 

 

 

 

    エマの 周りの人間も 全裸フォーマルとでも言いたげに

   隙あらば脱いでくる猛者ばかりだ。

 

 

 

   そんななかで エマが どれだけ強いのかと言うと

  天津飯レベルかなぁ…。 クリリンまでは 届いていない。

 

 

 

  

 

 

 

 

      ↑ …? (首を傾げながら)

 

 

 

 

 

 

   そんななか エマの 痴女トモ

「真の女になるには 愛人を持て」と 訳の分からないことを言ってくる。

 

 

 

おそらく 「セル完全体になるには 18号吸収しろ」的な意味だと思う。

 

 

 

 

 「夫がいるのに そんなことできるわけじゃない!」と

表面上は 言ってみるエマ。しかし、彼女はビーさんに出会ってしまう。

 

 

 

 

 

     ↑ ビーさん、今作で一番かっこいい。

 

 

 

 

 

 

   考古学者の ビーさん。  

 

  

  周りの スケベ天下一自慢に 嫌気が差し、

 一人離れた場所で 人生を楽しむ 一匹狼。

 

 

 

   これが エマに刺さったのだ。

 

 

 

    このエマニエル夫人、とかとか

 性別のボーダーなんて のっけから 取っ払ってるので

ビーさんに メロメロになる。 がどうとか言ってたのは多分、忘れた。

  

   

 

 

 

  

           ↑ ふつくしい…。

 

 

 

 

 

 

    百合を遠くから見守る会の プレミアム会員の僕としては

美しすぎるレズシーンでした。 全編通しで これでいいよもう。(試合放棄)

 

 

 

 

 そして この過激シーンを よりによって 

 僧寺の 鼻の先撮影してしまい 大問題になるのだが

  これは あとで話すとします。

 

 

 

  からの許可も出てるし 行くとこまで イっちゃうかい!?

捨てる気満々のエマ。それに対して ビーさんの出した答えは…?

 

 

 

 

 

  

  

     ↑ 好意と愛は 同居しないってことやね。

 

 

 

 

 

 

 

            フラれた。

 

 

 

      エマの 一世一代不倫劇は 

  オシャレすぎる言い回しをくらい、 こうして幕を閉じた。

 

 

 

     正直 フラれると思ってなかった エマは

   静かにを流す。 ここも 美しい…。

 

 

 

   そして 『エマニエル夫人』で スケベ忘れられるのが

   このシーンだけっていうね。(蒼白)

 

 

 

   全裸情事が 全体の90%を占めているので

性欲ってなんだっけ…?みたいな AV男優イップスになりかねないのが

 

   今作に臨むにあたって 警戒しなきゃならないところである。

 

 

   

   

 

 

 

    

        ↑ 空が…エマニエル夫人が…泣いています…。

 

 

     

   ↑ エマニエル旦那が 百合おばさんに勝てるわけないだルルォ!?

 

 

 

 

 

 

    

 てかを裏切っといて 美しいもなにもなく

      倫理観バキボキなのだが

 

   まぁ あのエマニエル旦那じゃなぁ…と 納得できる

    不甲斐なさが 奴にはあるのだった。

 

 

 

 

   現に エマが ビーさんと 一晩デートを決めたと知ると

  「気にすんな!」な ルフィ仮面を かなぐり捨てて

 

    ビーさんと 引き会わせた 百合おばさんに詰め寄る。

 

 

 

        男のジェラシーは 見苦しいぜ…。

 

 

 

 

   

          ↑ なんで?(殺意)

 

 

 

 

 

 

そんなわけで エマニエル旦那は エマのなかのビーさん忘れさせるために

界隈で有名な変態、マリオとの 2日間の企画モノ修行に送り出すのでした。

 

 

 

    わんぱくでもいい。 たくましく育ってほしい。

 そんな エマニエル旦那の 浅ましすぎる愛。

 

 

 

    果たして エマニエル夫人は どうなってしまうのか!?

 

 

 

 

 

 

 

                 総評です!!

 

 

 

 

     

        この映画、スケベという一言では締められない

               何かがある。

 

 

 

 

 

    

       

 

 

 

 

 

      風営法ガン無視の 話運び。

      核戦争で滅んだかのような 倫理観。

 

 

 

 

      僕も スケベ自称に生きてきたが

    さすがにここまでは…と ブレーキをかけてくれる

 

   反面女教師ムービーとして 捉えても いい気がする。

    

  

        

 

       

                ↑ なにそれ…

 

 

 

       

             ↑ この帰還者な風格よ。

 

 

 

 

 

         そして 「エマニエル夫人」本編よりも

       制作過程のほうが面白いのが 困りものだ。

 

 

        

      先程、書いた僧寺の前で レズったという話。

     禁欲ライフの お坊さんの タガが壊れちゃ~う^

 

 

 

     さらに マズかったのが、

  綺麗だったからというだけの理由で撮られたのだが

 実は この滝は にとって神聖な滝だったのだ。

 

 

 

   

   ↑ 歩いてる! お坊さん、ガッツリ歩いてる!

 

 

 

 

 

 

てか 寺の近くにあるんだから そう考えるのが普通だろうが!

 

 

おかげで 撮影クルー 全員投獄。

 

フィルムも 押収されたが カメラマンの機転

適当な フィルムを渡したので 撮影は続行することが出来たのだ。

 

 

 

  現実が フィクション超えるんじゃないよ!

  あまりに 笑える撮影秘話ですよ。

 

 

 

 

   

   

         ↑ 何言ってんだコイツ。(素)

 

 

 

 

 

 

 

 

 コイツが マリオ。  偉そうなこと言ってるが 只の変態だ。

 

 

   物は言いよう精神で エマに いろいろ吹き込んでいく。

   アヘン窟や 闇ムエタイ会場など 

 

    どう見てもカタギじゃない場所に 連れまわされるエマ。

 

 

 

 

    ことあるごとに、大層なこと言ってそうだが

  中身スカスカ言動で 攻めてくるので、 観ながら

 

 

   こいつ、ヘンリー塚本と 殴り合いして 

  対消滅してくんねぇかなぁ。とボンヤリ思った。

   

 

 

 

     

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        

     

        ↑ 世界級のバカに勝っちゃったら もうおしまいだよ。

 

 

 

 

 

 

     こいつの バカさ加減だけには 負けたい。

   自分が 何を言ってるか分かって発言してるのでしょうか?

 

 

 

 

 

   こうして、マリオの 保健体育授業で どんどん堕ちていくエマ。

 

 

 

     僕としては エマの あまりの絶倫ぶりに マリオ

  「とほほ~! もうエマニエル夫人は こりごりだ~い!」つって

 

 

 

テクノブレイク寸前で 全裸逃げ出すってオチのほうが 面白い気がする。

「シン・エマニエル夫人」で その展開 お待ちしてナス!

 

 

 

  

 

     

 

 

 

     正直 今作にストーリーは かろうじて感じるだけで

   ほぼないようなものだ。  淫靡退廃的。

 

 

 

    だが、画面が モヤがかったのようなこの世界。

 そのなかに 気品のようなものも感じる。 気のせいかもだけど。

 

 

  無秩序だが キャラ一人一人に 自分という ぶっとい芯があり、

 それが 映画全体 エネルギーを放っている。

 

 

 

   マリオ役の アラン・キューニー

  本人も 最悪性格で 撮影現場は 荒れに荒れたらしい。

 

 

   映画作りに チームワークが大事なのは基本だが、

 投獄などの 劣悪撮影環境 不協和音が重なったあげく 奇跡的に 

 

  歴史に残るバグみたいな映画が出来ることもある。

     

 

 

      この「エマニエル夫人」を観て

     映画って 奥が深いなぁ 感じなくもないのだった。

 

 

 

 

 

 

 

   

  当時の 女性性の解放にも 人役かったこの映画。

 ぜひ 1970年代の MILFたち色気を 全身で感じてみてくれ!

 

 

 

 

 あと確実に言えるのは 正月観る映画じゃねぇよこれ。(素)

 

 

 

 

      

           ↑ いいっすかぁ!?

 

 

 

 

 

 

     実際、こんなんに出くわしたら 絶対キョどる。

 

 

 

 

 

     本日はここまで! お時間いただきありがとうございました!

 

 

 

 

 

             『今日のMILF』

 

 

 

    

            ↑ ふつくしい…(PART2)

 

 

 

 

 

 

 

              ビーさん。

 

 

 

   頭の中エビ反り媚薬マッサージな連中しか いないなか 

  数少ない まともな 人間の一人だ。(あと エマニエル旦那の同僚)

   

 

 

    彼女が いないだけで 今作の知能指数

    ガクっと下がると言っても過言ではない。

 

 

 

 

 

   

     ↑ エマちゃん、もう夫のこと 見限ってるでしょ!

 

 

 

 

 

     そして 旦那から もらったブレスレットを

    ビーさんに 巻きつけ始める エマ。

 

 

   なんだか カヤが想いを込めた 玉の小刀

  どこぞの野生児にあげちゃう アシタカ様を思い出したよ。

    

 

     

 

    

         

 

 

 

 

 

 

       エマニエル夫人が 天さんなら

     百合おばさんは ブロリーですね。(白目)