かなり多くの方から「立憲民主党なのだから町長よりなのはおかしい」

「自民党に寝返っている」と言われています。

 

 一番多いのが、小中一貫校の問題です。

 

 私が議員に立候補した一番の理由は、「小中学校のありかた検討委員会」の

公募委員になったのがきっかけです。

 

 公募委員は一般町民から5名選ばれましたが、賛成派 2名 反対派 2名

保育園児の保護者(中立)というバランスの良い人選だったと思います。

 

不思議なことに、賛成者の2名は学校の出入り業者(私は教科書会社)で、

反対派2名は教員経験者でした。

 

 このような、変化をともなう政策は、通常 賛成3割 反対7割になります。

 

基本的に変化を嫌うのが人間だからです。

 

 なので、私の選挙公約は

 

 

施設一体型小・中一貫校推進派です。

 

なので、町長がどうのこうのではなく、その方が町が活性化すると

思うからです。

 

また、義務教育では1学級35名となっているので、このままだと

1学年1クラスの単学級が増えてしまいます。

 

生徒の数が減少するとPTAの役員を複数担当する可能性も出てきて、

子育て世代には負担が重くなります。

 

また、現在の学習指導要領は、「実践的コミュニケーションの育成」なので、

多様な人たちと関わり合うことが重要視されています。

 

これは個別的な政策になりますが、

 

全体的なビジョンとしては

 

 

「競争から協調のまちづくり」です。

 

議員になる前に感じていたことは、行政と議会の対立が余りにも

ひどく感じました。

 

町民によく言われるのは、「スピード感がない」「とにかく遅い」

そればかりです。

 

いい例が「庁舎外壁改修工事」です。

それ以上のコメントは控えますが・・・・・。

 

甘いと言われるかもしれませんが、性善説にたってある程度行政に

裁量権を与えて、一丸となって政策を前に進めていくという考え方です。

 

このような考えは、マクレガーのX理論とY理論の定義で立証されていて、

 

X理論では「人間は本来仕事が嫌いであり、仕事をさせるには命令・強制が必要」という

性悪説な立場をとりますが、

 

Y理論では「仕事をするのは人間の本性であり、自分が設定した目標に対し積極的に行動する」

という性善説をとります。

 

 

庁舎の外壁工事の工法の変更議案など、株式会社なら取締役会で10分のあれば

解決する程度の問題です。

 

現にパソナが乗り込んできた淡路市などでは、企業がどんどん開発していくので、

そのペースに行政が追い付かないみたいです。

 

デフレ経済の時はゆっくり時間をかけて慎重に進めなければなりませんが、

 

インフレ経済の中でもたもたしていたら、乗り遅れるだけなんです。

 

ここで、自民党と立憲民主党では考え方に大きな違いがあります。

 

自民党は大きな国と小さな地方を維持させる「上意下達」の考え方です。

 

立憲民主党は小さな国と大きな地方という「地方分権」「住民重視」

と言う考え方です。

 

社会学的には

 

自民党 = アソシエーション(目的集団)

 

立憲民主党 = コミュニティー(共同体)となります。

 

だから、自民党は地域に強いと言いますが、地域を組織化します。

 

PTA・自治会・商工会・農協という目的に合わせた地方自治なんです。

組織は拡大していく中では強みを活かせますが、

成長がとまると硬直化して組織維持(保守的)に重点を置くことが

一番の目標になります。

 

共同体は組織化されていないので、共通認識がないのが

欠点ですが、自由度が高く規制に縛られるのを嫌います。

なので、ある程度税金が高くなるのは仕方がないとして、

行政が面倒をみる(公務員が多い社会主義化)

ことになります。

 

それと、「集団的自衛権の行使」と「憲法9条の改悪」には反対です。

 

私は、毛呂山町から報酬をいただいて議員になっているのですから、

党よりも町が良くすることが使命なのです。

 

私が、町長というか行政に対して良としているのは、

決して自民党に寝返っている訳ではないのです。