小雨交じりのあいにくの天気ですが、

 

 

毛呂山町総合公園で、第2回スポーツフェスタ毛呂山が開催されました。

 

 

 

町長の開会の宣言ですが、手前の女性が

 

 

2016年リオでジャネイロオリンピックで、女子バトミントンダブルスの

金メダリスト高橋礼華さんです。

 

バトミントンの世界は、オグシオペアが確か北京オリンピックで5位とかに

入賞したときに奇跡とか言われていましたが、

その数年後、世界の頂点に立ち続けていることは

当時としては考えられないことでした。

 

それ以上に驚いたのは、高橋選手の身体が思った以上に小さいのと、

金メダルのぶ厚さでした。

 

ただ、もろっこ元気体操を一緒にやったのですが、

手前にいた町長の動きを見ながら完璧にシンクロしていたので、

反射神経は尋常ではないと感心しました。

 

頭脳とか筋力などは鍛えることにより高年齢でも維持できるそうですが、

反射神経は20代から急速に下がってしまいますので、

スポーツ選手の寿命が短いのもそのせいかもしれません。

 

今朝、テレビをみていると元日本維新の会の橋下徹氏が、

最低賃金1500円を2020年代後半までには実現

という石破総理の発言を無理だと言っていました。

 

この最低賃金1500円は立憲民主党のもともとの政策なので、

子育て重視などの政策も含めて、自民党は立憲民主党の

後追い政策ばかりしています。

 

ただ、これは経営戦略のチャレンジャーに対するリーダーシップ戦略としては

正しいことなので、日本全体の利益になるのだから良しとした方が良いのかもしれません。

 

では、時給1500円は非現実的な夢物語なのでしょうか。

 

大卒の初任給は概ね240,000円位です。

 

ひと月の就労日数が20日とすると日給は12,000円です。

 

12,000円を8時間で割ると 1,500円です。

 

正社員はこれにボーナスが付きますが、これは業績に連動しますので、

無しとしても基本的にこの金額には合理性があります。

 

初任給には働いた実績がないので、能力給としては0の状態です。

 

では、高卒の初任給は概ねどれくらいでしょう。

 

概ね190,000円みたいです。「厚生労働省令和5年賃金構造基本統計調査結果の概要」より

 

計算しやすくするために200,000万円とすると

 

日給が10,000円で、時給が1,250円となります。

 

東京では最低賃金が1,163円となりましたので、ほぼ高卒給料と同じになっています。

 

そうすると、大学生に進学した場合の4年後には、時給1500円という数字は、

基本的に間違いではありません。

実現可能な金額となります。

 

ただ、話が簡単には行かないのは時給がそれだけ上がるということは、

生産性をあげなければなりません。

 

生産性をあげられないのならば、人気のない職業に付かなければなりません。

 

一番きついのは、ベンチャー企業です。

 

給料がよくなれば勤め人の方を選択する優秀な人が多くなり、

自営業の方の人材獲得は苦戦し続ける状態になります。

 

よく間違って捉えられるのは、大企業はルーティン的な仕事しかしていないので、

能力が身に付かないという錯覚です。

 

だいたい大卒の3年から5年目の社員になんか企業は期待していません。

 

だから「残業が無い会社はホワイトでいい」とか言わせて、

若い社員を早く帰らせるのは、本当に大事な夜の仕事については

邪魔なのでいらないということなのです。

 

なので、バブルの時期は先輩社員や副店長などの邪魔者担当社員が、

酒飲ませてとにかく人間関係を密にして結束を高めて行ったのです。

 

(どうせ5年くらい経つと、死ぬ気で働かないと追いつかない

新規開拓部門に回されるのですから。)

 

大卒が3年で3割辞めるというのは当たり前で、その時期に酒ばかり飲んで、

勉強もせずに人間関係を築くことが出来ない社員は、

付いて行くことが出来ずに脱落していくだけなんです。

 

ルーティンというのは先人が未開の地を切り開いてくれた、

舗装道路なのです。

 

人間は新しい職に就いた時に成長するのは当たり前のことなので、

転職を1度くらいはしてみても良いかもしれませんが、

元の場所で努力すらできない人は転職を繰り返していきます。

 

社員の育成機関は3年が限度です。

2年間で必要な知識を覚えて、3年目で実践をして身に着けていく。

 

看護師などの専門学校も2年間で勉強して3年目で実習ということが

多いのはそのような現実を捉えているからです。

 

石の上にも3年という諺は言い得て妙なのです。

 

私も議員になってまだ2年目です。

知識を吸収する期間なので、アラサー男子ですが半人前なのです。

 

本来ならば大人しくしているのが道理なのですが、

あまりにテクニックを行使し過ぎている方が多いようです。

 

「策士、策に溺れる」ことのないように自分自身

戒めて行きたいと思います。