自民党安倍派5人衆のどうでもいい処分が下されました。

 

一番処分の厳しいと言われている、塩谷立衆議院議員は引退でしょうし、

世耕弘成参議院議員は、来年和歌山県地方区の参議院選で改選ですが、

無所属で出馬しても勝利すると思うので、禊を済ませることができます。

 

本当に厳しいのは、西村康稔衆議院議員(明石市)と

下村博文衆議院議員(板橋区)の党員資格停止1年でしょう。

 

高木毅衆議院議員は、党員資格停止6か月なので、

このことから岸田総理の解散はほぼなく、

9月末までの自民党総裁任期満了で勇退するということでしょう。。

 

マスコミの人たちは政局にしないと商売になりませんので、

解散!解散!と言っていますが、岸田総理は確実に次の戦略に

打って出ています。

 

それは野党、特に日本維新の会への兵糧攻めです。

この前、政党助成金の配当がありましたが、

 

自民党に約160億円、立憲民主党には約68億円、日本維新の会には

約34億円の政党助成金が入ります。

 

日本維新の会が、目標を「野党第一党」から自民党との「保守政党同士の改革合戦」

との方向転換をしました。

 

去年の統一地方選挙後から衆議院議員の100名以上の公認を出しましたので、

もうお金がないのです。

 

また、維新の議員は歳費から2割以上の寄付をさせられてるので、

現役すらお金がありません。

 

私は、維新の石井苗子参議院議員の選対本部に入っていたので、

維新の財務状態の脆弱さはよくわかっています。

 

その辺も元民主党の秘書(私設)であった妻が、維新からの立候補に反対して、

立憲から立候補することになりました。

 

確かに政治的信条や考え方もあるのでしょうが、どのような手段でも当選しなければ

意味はありません。

 

さて、岸田総理ですが総理の政治的責任は総理大臣辞任で決っています。

ただ、自民党の政治資金を解決しないうちに解散すると、

落選した議員には司直の手が確実にはいります。

 

今、制裁を受けているのは安倍派ではなくカジノ推進派の議員なんですね。

 

これ以上言うと怖いので止めます。

 

岸田総理は通常国会の会期末である6月30日で在任1,001日になります。

1000日越で目先の目標は達成しています。

 

でも、ここで景気対策とかいろいろな面で、9月末まで会期を延長します。

 

なぜなら国会が終わると、議員の不逮捕特権がなくなるからです。

 

9月30日まで在任すると1093日になりますが、これはあまり政治的意味を持ちません。

 

では、いつまで続けたいのでしょうか?

 

岸田総理は広島県出身の衆議院議員です。

 

8月6日に米国バイデン大統領と英国ウイリアム国王などを招待したいのでは

ないのでしょうか。

 

日本の財務省は、小泉純一郎政権と安倍晋三政権にコテンパンに

イジメられました。

 

岸田総理は開成高校出身です。

多分、開成高校は財務省出身者が多いのではないのでしょうか。

 

政治家は官僚に短期勝負では勝つことができます。

しかし、長期的戦略となると選挙のある政治家は不利になります。

 

ここまで政局が激しいと、政権交代も近いような気がしますね。