大谷翔平選手の通訳の問題や新入幕で優勝の尊富士関の話題などが

ありますが、一番関心があったのは

 

松田聖子さんの中央大学法学部(通信課程)の卒業のニュースです。

 

 

私自身、高等学校の教職員免許(商業)を取得するのに日本大学通信教育部で

学びましたので、どれだけ大変かはよくわかります。

 

私が取得したのは30年ほど前なので、今とは少し違いますが、

私は、商業高校出身で、専修大学商学部卒で日大の商学部の通信なので、

条件的にはかなり楽なはずです。

 

でも、専修大学での単位の振り替えはほとんどなく40単位(10教科)

の単位を取得しなければなりませんでした。

 

1教科は4単位で、1単位を取るためのレポートは、400字詰め原稿用紙

10枚4,000字が必要で、都合16,000字が必要です。

 

もちろんスクーリングなどで2単位ほど取得しましたが、

10万字を超えるレポートを作成しました。

 

これは卒業ではなく、あくまで教員免許に必要な単位です。

 

1年次からの入学となりますと英語などの一般教養科目も取得しなければ

なりません。

 

松田聖子さんならば英語は問題ないでしょう。

 

また、法学に関する勉強も顧問弁護士などに個別講義を

してもらえれば、レポートなどは何とかなると思います。

 

ただ、試験は自力でパスしなければいけないので、

ここはごまかしがききません。

 

それ以上に大変なのは、メンタルなんです。

私は、大学からほぼ働きながら勉強してきたから言えますが、

挫折がつきものなのです。

 

現在、リカレント教育とかリスキニングなどと

言われていますが、このような勉強をしている方を

私以外しりません。

 

もちろん私の最終学歴TACなどに来る方は

とても多いですが、友人関係では全くいません。

 

TACなどに働きながら来る人も大半が

挫折してしまうのも現状です。

 

松田聖子さんは大学生活の中で大切な才能のある

一人娘を亡くしています。

 

その中で、立ち上がる精神力は私の想像を絶するものです。

 

中央大学法学部は伝統のある日本で一番の大学と言われています。

最高峰に行かれた方は、やはりトップを目指していくのでしょう。

 

しかし、松田聖子さんにとってそれは既に過去のもので、

また新しい人生に進んでいるのだと思います。

 

若い方で安易に奨学金を借りる方がいます。

現在の奨学金制度は学生ローンなのです。

 

私は、大学院のとき給付型で返済のない奨学金を30万円ほどいただきました。

 

このようなものが奨学金なんですね。

 

大学の通信課程は学費がとても安く、通学時間もありませんので、

勉強が好きで経済的に余裕のない高校生には本当にお薦めです。

 

 

ただ、1人では学ぶことができないので、昼間の大学に通っている

友達や先輩、または高校や中学の先生にコツを教えてもらえば

ある程度は乗り越えることができます。

 

お金を安易に借りると将来に付けを回すことになります。

 

行政も政治も同じことが言えるのだとアラカン男子の新人政治家は、

実感しています。