ロシアのウクライナ侵攻から2年が経ちました。
あるコメンテータなどは10日でロシアは破産するとか言ってましたが、
ロシア経済が破産する兆しが全く見えません。
ただ、トランプ大統領誕生も当てた人なので、もしかしたらそうなのか
とも感じてしまったこともあります。
さて、いろいろ言われているプーチン大統領ですが、彼はやはり戦争というものを
良く知っているのでしょう。
ロシアの兵器では、とてもアメリカや西欧諸国の最新武器には
敵わないでしょう。
それを
圧倒的な弾薬の数で勝負していきました。
軍事評論家などが、ロシアには弾薬を造る生産設備はないと断言していましたが、
すでに戦争に入る前にサプライチェーンを構築していたのでしょう。
その後、ロシアには半導体の生産設備がないと言っていましたが、
プーチン大統領を独裁者ということは間違いありません。
しかし、農畜産業振興機構のデータからすると、プーチン大統領誕生以降
ロシアの穀物生産や畜産物の生産量は拡大しています。
GDPもプーチン大統領就任時は一人当たり1,900ドル程度でしたが、
2014年のクリミア半島侵攻の制裁前には15,000ドルまで増加しています。
では、今後の日本経済はどうなるのでしょうか?
大阪府の副首都推進局の世界・日本の経済の動きのデータを参考にさせていただくと。
https://www.pref.osaka.lg.jp/attach/41196/00421289/2_02_siryou2-.pdf
世界主要国のGDPの伸びに比べて、日本は全く伸びていません。
世界主要国のインフレ率に比べると日本は全く伸びていません。
ということは、世界はマネーサプライの増加で、名目的にGDPを増やしていた
ことになります。
いわゆる非不胎化の金融政をしていたことになります。
日本の国債の大半は日銀が受け入れていますので、不胎化の金融政策をしていたことに
なります。
先ほどの軍事面で言うと、世界中で実弾を打ちまくるなかで、
日本だけ空砲を打っていたことになります。
株式の時価総額は、軍事で言うと兵器です。
弾がなければ粗大ごみです。
反面、預貯金は弾薬です。日本企業の内部留保金が自国のGDPを超えているのは
日本だけなんです。
金融資産の大半を預貯金にしている国も日本しかありません。
なので、日本の株式市場が堅調なのは、武器に弾薬を詰め込み始めたからです。
織田信長と武田軍の「長篠の戦い」でも、近頃は鉄砲の数の差ではなく、
弾薬の数の差と言われています。
なので、話はかなり飛びますが、自民党の裏金問題で弾薬を取り上げる
ことは、政権交代の第一歩なのです。