ヤフーニュースで、ヨガ教室の生徒募集には申し込みは少ないが、

講師を募集すると申し込みが殺到するという記事が出ました。

(USJより)

 

詳しいことは上記の記事をよんでいただきたいのですが、

このようなことは、資産形成をアドバイスするファイナンシャル・プランナー(FP)

などでも起きています。

 

日本FP協会のデータによると、2023年9月の3級合格者は22,282人、

2級合格者は11,363人で、1級合格者は967人となります。

 

1級は年1回ですが、2級と3級は年3回ありますので、年間10万人のFPが誕生します。

2級は国家試験(検定)となりますので、独立開業はできますが、

基本的には金融機関にお勤めの方がほとんどです。

 

ヨガ教室も本来は独立開業したいところなのでしょうが、実際のところは

ヨガ講師として採用されるのが現実的なのでしょう。

 

ヨガ教室とFPをはじめとする資格予備校との違いはなんでしょうか?

 

それは、合格した人は来なくなります。また、3回位受験した人は

諦めるか独学に移りますが、資格試験受験は毎年一定に現れますので、

新規顧客の見込みがある程度立ちます。

 

ヨガ教室などの成人の趣味的な教室は、卒業がありませんので、

生徒が固定化して共通認識が出来てしまいますので、新規客の見込みが難しくなります。

 

そのような場合には、生徒の差別化を図ることになります。

 

初級・中級・講師育成コースなどです。

在籍年数が高くなるとグループで派閥ができますので、

講師育成などのコースで、インストラクターを目指す個人レッスンに

切り替えてもらいます。

 

本人は技術を認められていると思うのでしょうが、

実際には窓際に置かれたドル箱生徒ということになります。

 

では、独立開業できる人と出来ない人の差はなんでしょうか?

それは現在価値の高い人です。

 

本人は努力して成長して価値を上げていくと考えます。

 

しかし、投資家としては10年後の価値から割り引いて

比較優位(安い方)な人を選びます。

 

ということは、決断の速い人を選びます。

 

たとえば、10歳で始めて10年経つと20歳ですが、

20歳で初めて10年経つと30歳です。

 

10年キャリアがある20歳と未経験の20歳では、

年率5%で割り引くと、初任給が20万円の場合

20歳から始めた方は20万円ですが、

10歳から始めた方は、12万円で採用したことになります。

 

逆に考えると、10歳から始めた方は20歳の時に

33万円の価値があるということです。

 

そう考えると、30歳で33万円の方を雇うのと

20歳で20万円で雇うことと同じになります。

 

これからは転職の時代と言われていますが、

私が高校を卒業したときに、リクルートなどをはじめとした

求人雑誌がいくつも創刊されました。

 

しかし、いざ定年を迎える年になりますと、ひとつの会社にそれも

大企業に長く勤めた方が良かったと思います。

 

私は、転職は36歳の時に一度だけでした。

58歳のときに退職し、翌年に町議会議員に転身しました。

 

一度、政治改革をしようと思い40歳の時に議員になろうと

思いましたが、議員は厚生年金には入れませんし、

半額の企業負担も受けられません。

 

この面からいうと決断は遅くて良かったと思いますが、

40歳から50歳くらいの10年間は民主党の党員やサポーターとして

頑張っていましたので、公認も受けることができたので、

現在があるのだと思います。

 

今、リスキニング(学び直し)が流行っています。

私は、リクルートのスタディ―アプリで現在

行政書士試験の勉強をしています。Facebookで行政書士の

勉強をすると言いましたが、本での独学は無理でした。

 

高校生や大学生の就職は人生で一番慎重に選ばなければ

いけないのだと思います。

 

高校で就職は商業高校から一度、社会人経験をした身からすると

お薦めできません。

 

あまりレベルの高い大学に行けなかった場合は、

公務員試験の勉強をお薦めしたいですね。

 

まあ資格試験の学校に通って合格するレベルの方は、

あまり才能がない(自分は典型的なタイプです)ということなので、

酒代に使うよりは、勉強した方が良い程度に考えた方が良いでしょう。