自民党のパーティー券問題は、今後どうなっていて、
裏金はいったいどうなっているのでしょうか?
東京地検特捜部の家宅捜索が連日報道されていますが、
なかなか政治家の逮捕とはならないみたいです。
私は、30年以上前最強のノルマ集団である証券会社に勤務した経験上、
裏金が何に使われていたか概ね見当がつきます。
多分、超過部分のキックバックをプールして、ノルマ達成困難時に
積み立てたプール金で再びパーティー券を購入するんです。
理由は、時期によって集める金額が違うので、1,000枚のノルマが年3回
3,000枚のノルマが年1回とすると、
1,000枚のノルマの時にでも2,000枚販売して、
3,000枚の販売ノルマの時に充当していく仕組みです。
なので、飲み食いの接待などをして私腹を肥やしてえいるわけでは
ないと思いますので、意外と逮捕者はでないかもしれません。
でも、誰も得しない政治資金パーティーは、政治家自体が政治立法で
廃止したほうが良さそうです。
このような、資金循環口座を作れると営業員の成績は上がり、
会社に意見を強く言うようになります。
数字で勝ち抜いてきた人間は、数字ノルマを高めることにより、
ライバルを蹴落としたり、新規の有能な若手を潰しにかかります。
今、問題になっているホスト業界ですが、お金が無くなってから
売掛金でつけ払いさせるのではなく、手持ちに余裕があるうちに
2~3万円程度のつけ払いをさせていきます。
証券会社では、信用取引口座の開設です。
今は、インターネット取引などの現物取引でも
短期売買が可能なので、変わったかもしれませんが、
信用取引を行うと、顧客の回転率が10倍くらいに
速くなります。
そうすると、最初は利食ったお金で、海外旅行とか考えていても、
そのうち儲けることが頭の中を支配してしまいます。
株の変動が怖くなり、旅行などには行ってられなくなります。
ホスト狂いも、最初は自分の満足度を高めることが目的でも、
推しを1位にすることに目的が変化してしまいます。
ノルマ営業の会社には、1位と2位の差を明確に作ります。
トップが2位に下がることは、ひどくプライドを傷つけます。
自民党事態の政権が安定してくると、大臣の留任期間が長くなりますので、
大臣待機組がとても増えてきます。
そうすると、目に見える実績差がなくなるので、
数字化しやすい、党員数の獲得やパティ―券販売ノルマ消化率
が評価の対象となります。
ただ、証券会社のときもそうでしたが、売り上げが好調の時は、
結束は高まるのですが、いざ売り上げが減少し始めると、
営業でトップセールスから辞めていきます。
そして急速に内部崩壊していきます。
多分、ビッグモーターをはじめとする中古車業界も、ホスト業界も近年
売上が急速に落ちているのではないのでしょうか?
なので、自民党と経団連などの業界団体との癒着も一段落つき
パーティー券の販売不振が、秘書離れを加速させ内部告発が
増えているのかもしれません。