USCPAの教材編

前回の記事で書いたように、USCPAの全科目までに約6年かかっているので、、、ガーンそれまでにいろいろと自分に合う教材を探し続けた。結果、Beckerが一番おすすめなのだが、他の教材にもお世話になったので紹介していこうと思う。

 

↓ちなみに前回の記事はこちらチョキ

 

 

使用した教材一覧のまとめ(途中から受かるためにはどんな方法もお金もと思うようになって、教材を色々試した結果。給料が試験代と教材代消えていく悲しさは当時あったけれど、受かった後はいい買い物だったと思えるようになったOK):

USCPA教材比べ

Becker CPA

 

 

おすすめ度も満足度も結果#1!大学で会計学を学んでいたり、仕事で会計をしていたりと簿記や会計の知識がある人にはBeckerで試験対策が効率的。ステップバイステップで学びたい人には少し細かさが足りないかも。しかし、会計のすべて細部までを理解する必要はCPAを合格するためには必要がないからBeckerを一通り、二通りやりぬけば合格間違いなし。

上の表の補足:

1) 大学と職場のほとんどのアメリカ人が使っていた王道

>>Peter Olintoのインサイドジョークも職場や大学ででるくらい有名(全科目合格したらPeterがコーヒー☕をおごってくれるらしい。いつか会いたい。)大学の優秀な友人は各科目2回ずつ受講してから試験へ向かってすべて一発高得点合格だったキョロキョロ2回ずつというのは、レクチャー、問題(MCQ&Simulation両方)、教科書勉強すべてを2回通りするということ。今思えば私もしっかり準備してから向かうべきだった。受からないのが不安すぎて勉強不足でも試験会場に行ってしまった自分が情けない。

2) 過去問などの練習問題が豊富

>>各トピックごとの問題以外にも、過去問や復習できる問題(テストバンク)が大量。実際の試験でも同じような問題がでるし、画面が実際の試験の画面に似ていて本番のつもりで勉強ができる。私はとにかく問題を解きまくって、間違えて、解説を読んで、ノートにまとめて理解してを繰り返していた。
3) パソコンでも紙媒体でも携帯のアプリ(事前にダウンロードしておく)でもアクセス可能

>>仕事に行く車の中でラジオのように聞き流したり、電車に乗っているときに暇つぶしにレクチャー動画やMCQの計算が必要ない覚える系の質問を解いたりした。
4) Peter Olintoという講師が有名←個人的にはRogerの方が面白かった

>>有名なレクチャーシーンを一つ↓笑

5) 教科書(オンラインも紙も)がまとまっていて見やすい

>>どの科目にも共通することだが、オンラインの教科書は常に新しい会計基準やテスト範囲アップデートによって更新されていくが、紙の教科書については毎回送ってくれるわけではないので。教科書を送ってもらうタイミングはテストを受けるタイミングで申し込もう。

 

Wiley CPA

 

 

CPAを勉強し始めた時にお世話になった教材。Beckerの次にアメリカでは人気?なのではと思う。Beckerよりも安くて、無期限使用可能なのもありがたい。カスタマーサービスの対応もよいし、教科書も丁寧に説明してくれる。ただ、これって試験にでるん?っていう細かいところも記載があったような記憶がある。時間をかけてコツコツ勉強したい方におすすめ。

Link to Wiley CPA

 

上の表の補足:

1) 問題数が豊富、問題が難しいが実際の試験の時の問題が簡単に感じる

>>実際の試験問題よりも問題は難しいが、解説もしっかりしているしWileyの模擬テストで6割以上とれれば合格できると言われているほど。Becker同様、テストバンクがたくさんあるので全部教材を使い切るのが大変なほど。
2)レクチャーが長めで教科書もBeckerより分厚い←会計の知識がもともとない人におすすめ

>>Becker、Roger、プロアクティブと違ってレクチャーは非常に淡々としていてレクチャーで聞いて学びたい人にはあまりおすすめできないかもしれない。何度も寝そうになった。教科書はとても丁寧で分厚くステップバイステップなので、ただ試験に受かるだけではなく会計も細かいところまで理解したい人におすすめ。(語弊があったかも・・・CPA試験に受かる=会計の知識あるはずだから)
3)パソコンでも紙媒体でも携帯のアプリ(事前にダウンロードしておく)でもアクセス可能

>>Becker同様

 

UWorld Roger CPA

 

 

Btw, なぞにAUD→BEC→REG→FARの順に受けて、最初のAUDとBECクレジットの期限が切れるのが2022年6月末(コロナの影響で期限がのびた)でREGとFARは2022年の5月と6月に滑り込みで受かったわけだが、2022年初めからその時期は繁忙期で、焦りと不安で辛くてどうしようかと思っているときに主人にすすめてもらった教材。Rogerの面白い教材のおかげでやる気がでた。特に、REGのTax lawとBusiness lawに関しては興味がもてるようにレクチャーをしてくれて感謝。。

Link to Roger CPA

 

上の表の補足:

1) なんといってもレクチャーが面白い。Rogerという講師が全科目ホワイトボードを使って教えてくれる

>>mtn Dewをたまに飲みながらRogerがエクサイティングな授業をしている様子↓。

 

 

難しくつまらないなと思う題材でも頭に入ってくるし、記憶に残る。大学の授業を受けている感じでノートを自分でとりながら聞いてインプットができる。全然眠くならなかった。最後の数か月はBeckerで問題を解いて、Rogerに励まされて戦っていた。
2) 問題数は少ないが、出るところをピンポイントで教えてくれる

>>テストバンクはそれほどないので、レクチャーメインで使用していたが苦手な科目だけRoger CPAで勉強して、テストバンクはBeckerかWileyでもいいかも。
3) 教材も非常にシンプルでテスト前に復習できる

>>教材はお高いコースの場合はunlimitedにアクセスができるが、18か月で絶対受かるっていうのであればお安い方のコースでもいいと思う。教材はシンプルで的を得ている。この教科書は試験前日に学んだことをレビューができる。

*勉強方法は人それぞれで、個人的には苦しかったり、苦しまなければいけないんだと思ったり、時間を犠牲にしないといけないと思ったり、精神的に安易ではないが、Roger CPAを使い始めてから前向きになれた気がする。

 

プロアクティブ

 

 

正直なところほとんど使わずに終わってしまった。というのも、私は会計をアメリカの大学で学んで職場もアメリカの会計事務所のため、日本語で会計用語を学んでいなかったから日本語の教材は難しかった。日本で会計をしている人にはおすすめの教材で、試験後のライセンスのアドバイス(どの州で単位は足りている?など)やサポートもしてもらえるのはありがたい。レクチャーも癖はあるが面白い。佐々木講師が教えているのが、全部日本語ではなく英語の会計用語も使いながら、重要なところをポイントアウトしながら端的である。教科書に空欄部分があって、そこに答えや単語などを書いて学んでいくスタイルも好きだった。

Link to ProActive CPA

 

 

上の表の補足:

1) 日本語での授業と対応(講師は日本人で教科書は英語と日本語両方)
2) CPAライセンスの取得サービスもついている

>>アメリカ大学卒業の場合、通っていた大学のある州、職場のある州でとるが、日本の場合はニューヨーク、グアム(certificate)、ワシントン州などが定番だと思う。すべての州の試験は同じだが、Ethicsテストがある州ない州、単位の内容が異なる、その州に居住していなければいけないか、指紋採取はあるかなどなどライセンス取得には多くの手続きを要する(時間もかかる)。一人で進める時間がない人にはライセンス取得サービスはありがたい。
3) 教科書はサマリーがのっていて、授業を聞きつつ教科書に自分でノートをとっていくスタイル
4) USCPAの学歴要件のために追加で3万円(科目ごと)でグアムの単位を取得できる

>>CPAの必要単位を取得するのにはいくつか方法がある。アメリカの大学の授業を取るだったり、日本で通信でとるだったり、色々あるが働きながらだと調べる時間も労力もなくてめんどくさくなりがちだが、単位の取得を手伝ってくれるのはありがたいし安心ではないだろうか。
5) 通信コース、eラーニングコース、通学コースがある

アメリカに住んでいるため通学コースはできなかったが、東京に住んでいたら通学コースで他の生徒さんと一緒に切磋琢磨しながら勉強に集中もいいと思う。

 

最後に・・・

 そびえ立つ御茶ノ水の試験会場↓

 

基本的にどの教材も資料請求やFree Trialがあるから、大きな買い物をする前に試してみて自分に合うか考慮した方がいいと思う。勉強スタイルによってもどの教材がいいか異なると思う。私は問題を解いて解いて自分でノートを作っていくタイプだから、テストバンクが多いBeckerがよかった。と同時に、試験勉強にあきてきたときのRogerのレクチャーにも救われた。読んで理解するタイプであればWileyがあってると思うし、日本語ならプロアクティブまたはTAC、CPA学院、アビダスなど(使ってなかったのでここでは紹介してないが)が合うのかもしれない。ちなみに放送大学の単位が安くておすすめらしいby主人。

 

実際の勉強についてはまた次回以降にご紹介しようと思うニコニコ

 

Good luck!

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