毎月開催している、ココロの座談会「ココロカフェ」。
サロンまで来てくださる方は、終わった後に、
あれこれおしゃべりをするのですけどね、おしゃべりの中から
気づきや発見が生まれることもあります。
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
自分らしく生きると決めたあなたを
とことん応援する臨床心理士
佐瀬りさ です
✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎✳︎
今月のココロカフェも、
おしゃべりの中から、そんな気づきがありました。
自分らしくするって、
わがままじゃないですか?甘えじゃないですか?
カウンセリングでも
よく、そういう言われることがあって、
/
そんなことないですよ
\
と答えてはいたものの、
なぜ、そんなことないと言えるのか、
私の中でも、うまく説明ができなかったんです。
私の中では、
自分らしさとわがままがどうして繋がるのかな?
この人は、そんなにもわがままな「自分らしさ」を持っているのかな?って。
よくわからないまま、
なんとなくわかったように答えていたのですけどね笑
ココロカフェ後の雑談の中で、
自分らしさの話をあれこれしていて、
ふと、
/
自分らしさって、境界線の中の話よ?
\
と私が言ったら、
皆さんが
/
えーーーー!?
\
っておっしゃって、
その様子を見て、
私も
/
えーーーー!?
\
って笑
あ!ここだったのか!!!
と思ったのです!
境界線の内側と外側
私は「境界線」の話を
講座やココロカフェでもよくします。
人は一人一人が国のようなもので、
国境を持っているイメージです。
そうすると、
国の中と外というのが
わかりやすいと思います。
自分の国境の外にあるものは、
全部が「外国」です。
だから、
人とのコミュニケーションは、
国同士の「外交」なんですよね。
この、外交については、
コミュニケーション講座でお伝えしています。
今日は、自分らしさというお話。
この、国境の中が
/
自分
\
であり、
自分らしさというのは、
この国境の中の話です。
自分らしく生きるということは、
この国境の中を、
「自分らしい」状態にしておくということ。
何が好きで、
何が快適なのか。
それに従って、国の中を整えていくイメージです。
だから、正解も不正解もなく、
その基準はあくまでも自分です。
国境の中という自分の世界は、
自分が快適なように、自分が好きなことを好きなようにできるように
創ってOKなんですよね。
そんな自分らしさが国境の中で出来上がっていたとして、
外交(他者とのコミュニケーション)をどうするか?
というのは、また全然別の話です。
自分が、自分の国境の中の自分らしさを
できるだけ保っていかれるために、
外交をする。
そうイメージしてもらえるといいと思います。
そこは、自分の国境の中の正しさを
絶対的な正しさのように振りかざすことでもなく、
外国に嫌がられてでも、自分の国境の中の自分らしさを貫くことでも
/
ありません
\
相手の国がどんな「相手の国らしさ」を持っているかに応じて、
外交戦略を練って、
「自分の国がより自分らしくいられるやり方」で、
相手とコミュニケーションをとる(あるいはとらない)を決めていく。
それが、自分らしさを大切にしていく
ということだと思うのです。
自分らしさを外交で発揮しなくていい
なのでね、自分らしさって
外交(コミュニケーション)で発揮しなくていいのです。
例えば、
/
ずーーーーっとだらだらして過ごす
\
が、国境の中では自分らしいとして、
私の自分らしさは、だらだらなんだから、
私のだらだらを受け入れてください!
って、会社で言ったら「は?」となりますね。
それは、わがままだって
言われて、解雇されるとか、左遷されるとかして、
結局は、自分らしさ(ずっとだらだら)が
実現できなくなってしまいます。
これは、外交戦略としては
失敗です。
だけど、この「自分らしく振る舞う」ことが、
自分らしく生きることだと
思っているからこそ、自分らしくがわがままに感じられるんだと
思ったのです。
自分らしく振る舞うことが、
自分らしく生きることじゃない!
自分らしさを、自分の国境の中で保つために
振る舞うことが、
自分らしく生きること!だと、
考え直してみるとどうでしょうか???
その時、この話を聞いてくださっていた方から、
この考え方を取り入れてみたら、
/
なんだか、
柔らかい気持ちでいられました!
\
と、メッセージをいただきました。
とっても嬉しかったです。
皆さんもぜひ、ここ、意識してみてほしいなって
思います。
とは言っても、
文章だけだと伝わりにくい部分もあるかと思います。
秋分の日に、サンクチュアリ出版さんで、
2度目のセミナーを開きます。
その時に、たっぷりと境界線の話を伝えたいと思うので、
そちらも聞きにきてくださいね!
✳︎カウンセリングメニュー