日曜日は振り返り投稿をしています。
今日ご紹介するのは2年前の記事。
辛い経験も、乗り越えて糧にしなきゃ…と
思ってしまいがちな方に、ぜひ読んでいただきたいお話です。
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自分らしく生きると決めたあなたを
とことん応援する臨床心理士
佐瀬りさ です
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辛い経験は、辛い経験のままでいい。
あってよかったなんて思えなくていい。
なんだか、乗り越えて「あってよかった」と思うのが
良いこと!のような風潮。
それこそが「ポジティブ」だという風潮。
なんだかなぁと思うのですよね。
私が学んでいる心理療法では、
「ポジティブ感情」イコール\ポジティブな感情/とは
扱いません。
起こっている出来事に対して、
ぴったりの感情。それこそが、ポジティブ感情!
その人にとって、悲しい出来事には悲しみが、
その人にとって、腹立たしい出来事には怒りが、
その人にとって、嬉しい出来事には喜びが、
感じられることが「ポジティブ感情」です。
だけど、
ポジティブということが、
ただただ、「前向き」「陽キャ」「パリピ」みたいなことと繋がって、
それが良いこと!みたいに思われているのは、
ちょっと違うなぁと思うのですよね。
「ココロ」から見た時には、
ポジティブは、あるべき感情があること。
身体が感じている感情が、ココロやアタマでも感じられること。
なんですよね。
そんなふうに思ってみると、
無理矢理、何かの感情になることや、
無理矢理、自分を「前向き」にする必要はなくて、
ただ、あるがままを感じて、その気持ちに留まる。
留まりながら、それが変化していくこと
そのものを感じる。
それがいいんだなぁと
思えるようになると思うのです。
カウンセリングはそんなお手伝いをしている
時間でもあるのですよね。
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