子どもがつまづいた時…
レールがある方が、
なんだか近道なような、早道なような気がして
つい、レールを敷いてしまいたくなることありませんか?
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自分らしく生きると決めたあなたを
とことん応援する臨床心理士
佐瀬りさ です
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30代になってからつまづいてしまったAさん。
親御さんは、心配で、心配で仕方ありません。
転職セミナーやリワーク、知り合いの会社の求人など、
次から、次へと持ってきます。
家族面談で、
/
Aさんには、自分で調べて、
自分で決める力があるので、
Aさんが自分で見つけるのを待ちませんか?
\
と、提案させていただくと、
/
中高生ならそれでいいかもしれないけど、
もう、成人したいい歳の大人です。
寄り道などしている暇はなくて、
最短距離で社会復帰させるには、
親が動いた方がいい!
会社では、何人も部下を社会復帰させています!
\
とおっしゃいました。
中学生の時につまづいてしまったBさん。
親御さんは、心配で、心配で仕方ありません。
フリースクールや、
子どもが興味を持ちそうな塾や習い事の情報を
次から、次へと持ってきます。
家族面談で、
/
Bさんは、いろんなことを感じ、考え、
自分で切り開こうと頑張っているので、
Bさんのペースに合わせて、待ってみませんか?
\
と提案させていただくと、
/
成人しているなら、任せて待つのも大事かのもしれないけど、
うちの子はまだ中学生です!
親が調べてあげなければ、選択肢が狭くなって、
一番いい方法に辿り着けないじゃないですか?
ここで出遅れてしまったら、
他のことの差は広がるばかりです!
\
とおっしゃいました。
はて?
成人でつまづいた子の親御さんは、
中高生なら待てるけど、
成人なら無理と言い、
中学校でつまづいたこの親御さんなら、
成人なら待てるけど、
中高生では無理という。
もちろん、別のご家庭なので、
Aさんがもし中学校でつまづいたのなら、
Aさんの親御さんは待てたのかもしれませんし、
Bさんがもし成人でつまづいたのなら、
Bさんの親御さんは待てたのかもしれませんけれど、
本当にそうかしら?とも、思います。
結局は、どの時期につまづきがきても、
待てない親御さんは、
待つのが難しい。
そんな
気がしています。
待てるようになる時…
この、両方の親御さん、
結局は待ってくださって、
AさんやBさんが自分のペースで動き出すのを
見守って、サポートしてくださったのですが、
どんなことがきっかけで、
待てたと思いますか?
なぜ待つことが大切なのか、
その理屈を説明したり。
どれだけお子さんが
ちゃんと力があるのかをわかってもらったり。
データや統計、研究結果を駆使して
お伝えしたり。
そんなことが役に立ちそうな気がするかもしれませんが、
それよりも、何よりも
/
不安で、心配で仕方ない、
親御さんの気持ち。
\
/
この子の良さが痛いほどわかってる。
なのに、この子がうまくいかないことが切なくて仕方ない、
親御さんの痛み
\
ここをね、
親御さんがしっかり感じられた時、
/
待ちます
\
と自然と、気持ちが溢れてきます。
でね、とても不思議なことに、
親がこの気持ちになると、
子どもが動き出したりする笑
親であっても、
心配や不安で打ちのめされそうになる不完全さを、
抱え、それに苦しんでいるということ。
なんだかんだあっても、
子どものことが、大好きで可愛くて仕方ない、
どうしようもない気持ち。
これらが、子どもに伝わって、
それが勇気になったり、
安心感になったりするんだろうなぁって
感じています。
だから、
子どものことなのに、
つい、自分がレールを敷いてしまいたくなるときこそ、
自分の気持ちと、向き合ってみるといいなぁと思います。
カウンセリングは、そんな時にも、
役に立つなぁと思うのです。
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