キラーB1フロリダ期におけるボディとリップ角度の研究 | FREE&EASY

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僕は 中学生の時にお年玉でようやく1つ買えたバグリーのダイビングキラーB1を大事に使おうと思っていたのですが、バックラッシュしてしまい、飛んで行ってしまいました。いわゆるオレンジパッケージのフロリダ生産のやつです。

その悔しさと悲しさからキラーB1に対してはクランクベイトの中でも特に思いいれがあります。

ネットオークションなどで見かけたタイミングでお手頃価格のキラーB1は即買いし続けて10年?
30個くらいにようやく到達しました。

そんな中で 買って試したり、お風呂で泳がせていくなかで、いわゆる当たりの機体と外れの機体はなんとなく使わなくても見分けがつくようになってきました。

一番釣ってボロボロになってきているエースの機体。
塗装が剥げてきているのですが、動きが変わるのがいやなので、そのままです。
リップの角度とアイとお腹のアイのバランス。
アイが右にちょいズレ。リップは左にちょいズレ。
それとボディパターンが大きくこのルアーには影響しています。
この当たりから考察した結果が下記のとおりです。

数がある程度集まったから分かってきたのですが、キラーB1には真鍮製のやつをのぞいて ボディパターンが5種類に分別されると思います。

工作機械の差なのか、ベースを削り出す職人が変わったのか、わかりませんが、一番左と右ではボディの長さ自体が違います。
左から右にボディがファット化andロング化しています。
数を見て 糸を結ぶアイとお腹のアイ、リップが微妙にズレているやつが化ける可能性が高いのではという結論に至りました。
センターラインに対して真っ直ぐ垂直に付いている分が外れなのかもしれないと。
あまりにズレているやつは泳ぎがすぐに破綻します。
リップを削って修正したやつも中にはあります。

センターのアイが大きく右リップ右上がり
微妙に左 リップ右上がり。
これくらいならチューナーで曲げてどうにでもなるのですが、あえて泳ぎが破綻せず、なおかつ真っ直ぐに引っ張れるやつはそのままのほうが大当たりに化けるのではと思っています。
水流の変化が恐らく 右と左が違うようになるのがプラ製と違いを出せる部分という強みになるのかも。
不規則さが 泳ぎにランダムにリアクション効果を生み出し バイトチャンスを拡大しているのではと。

また ボディ的には一番右のロングボディより 左側のショートボディのほうがよいのではと思いあの中から当たるのは恐らくこの9個のうちのどれか。
ボディが長いやつは泳ぎが愚鈍になってキレがないというか、シャッド的になってしまい、バルサの良さが生きない気がします。

ほかは外れとはいいませんが、使っているうちにリップを削って使えるようにするのか、アイをぶんまげてやるのか、その外れを生かした釣り方をするのか。

僕は妄想の世界に浸り続けるために今日も日夜フロリダ期のキラーB1を買い求めています。

これほどカラーパターンが多く、色んな意味で味のあるバルサ製でお手ごろ価格のルアーは、もう出てこないのではないかと思うと残念でなりませんが、このジムさんの時代のバグリーにスマホでポチって簡単に触れられた幸せ、そう考えるとなんて素敵な世の中になったんだろう。