404 「ビーストオブノーネイション」この世には見なくてもいい現実はある | ササポンのブログ

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ひとを観ていないものを観ます


「今夜も、水ぶっかけよう」
胃の中になにも入っていない3歳の少女が
死んだ
母親は、
同居男とLINEで
今夜は少女をどうやって虐待しようかと
話し合う

右翼の桜井よしこは
この国は素晴らしいという
飢えのない
人種の軋轢もない
職もある
この国は素晴らしいと

「ビーストオブノーネイション」の主人公の少年兵は、
目の前にいる
精神科医にいう
「僕がしたことを聞かないほうがいい。僕を見る目が変わるから」

殺された3歳の少女の虐待の詳しい情報の記事の
メッセージにこんなのがあった
「もう細かい情報はいいよ。耐えられない」
みんなそう思っている

だから
未熟な若者たちのひと時の恋のLINEや
アイドルグループの些細ないさかいに
熱中する

それで、
いいとおもう

少年兵はいう

太陽はどうして輝くのだろう
あの光を全て搾り取ってやりたい
世界が闇に包まれれば
目の前に広がるもの何もかもを
ぼくは見てなくて済むのだから

この映画
劇場で見た人間はほとんどいない
日本は映画祭のみ
本国で劇場は大コケした
でも
製作者は損をしていないし
たくさんのひとは見ている

日本でも
ただで観られる

netfilkで
劇場公開と同時に配信された
でも
あえて言います

見ないほうがいいと

桜井よしこや曽野綾子のように
現実から目をそむけ、
理想を妄想して
バカっぷるの不倫に怒り
いい大人なのに
組織を信頼していたよいこの間抜けの立ち姿を
見ていたほうがいいです

僕も君も
幸せを防衛する権利はあるんです

朝の光に感謝する権利はあります

3歳で嬲り殺された少女のことや
泣き叫ぶ少女をレイプして、
その目の前でレイプされる母親の頭を撃ちぬく映画なんか
見る必要はないんです