北林谷栄 と カンタのばあちゃん | ササポンのブログ

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北林 谷栄(きたばやし たにえ、1911年5月21日 - )は、日本の女優・声優。
本名・安藤 蓮以子(あんどう れいこ)。
東京都銀座に生まれ、
1931年、創作座の研究生になり、
936年、新協劇団に入る。
築地小劇場の『どん底』で初舞台。

1947年、宇野重吉、滝沢修らと民衆芸術劇場を設立。
1950年には劇団民藝創立に加わり、
以後、第一線で、活躍し続けている。

1989年、動脈瘤破裂で倒れたが、大手術を受けて見事に復帰した。
この際、臨死体験をしたと主張、詳細は「証言・臨死体験」立花隆(文藝春秋)に記されている。

舞台のみならず映画、テレビドラマでも活躍し、
紀伊國屋演劇賞、ブルーリボン賞、日本アカデミー賞など数々の賞を受ける。
1978年、紫綬褒章受章。

若い頃から老け役を演じることが多く、
日本を代表する「おばあちゃん」役者でもある。
同じく生涯老け役を演じた笠智衆と並び称されている。

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岡本喜八の晩年の大ヒット傑作映画「大誘拐」を
書こうとしたが
柳の下の2匹目のドジョウを狙って
ジブリブランドのアニメ関連の
記事で
ランクアップを狙ってみました。

なんせ
僕のプログでは
ドーラの声をやった初井言榮さんのブログが
いまだに
ダントツのアクセス数なので・・。

この方
まだ健在でございます。

まもなく100歳になります。

若いころから老け役をやっているひとは
長寿の方が多いようです。

と、いうか
やっぱり
この時代の方は強い。
とにかく
生命力が違う。

「黄泉がえり」以来
姿をお見かけしていないけど
ぜひ
またスクリーンで姿を拝見したい。

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とにもかくにも
話題作、問題作に数多く出ているひとだけど
最近のひとで
おなじみなのは
前記の「大誘拐」と
となりのトトロのカンタのばあちゃん役だろう。

以前に
初井言榮さんのブログのところでも
書いたが
普段、接している、
俗に言う声優さんたちと比べて聞くと
ベテランの俳優さんの声の演技は、
そのアクセントというか
ニュアンスが
かなり違う。

特に
迷子になったメイを探すときの
「めぇぇちゃゃゃゃあああん!!」の
なんともいえない独特のアクセントが
とてもいい。

このトトロの最初のほうで
おばあちゃんのセリフを
ごにょごにょ・・という感じで
しゃべるところがある。

もちろん
それはリアルな老女の演技であるが
もちろん
セリフの意味はちゃんと観客には伝わっている。

演じていながら
けして嘘ではなく
そこに確かな老女がいる。

それは
いかにも・・老人・・という声を
作っているわけではない。

でも、
ちゃんと創作されたセリフをしゃべっているのだ。

これは
舞台というある意味とても得意な演技場所で
培われた
テクニックだ。

舞台では
ささやいている声を
何百人もいる劇場の一番後ろの席に
届けなくてはならないのだ。

つまり
大声でささやかなくてはならないのだ。

民藝という劇団は
舞台でリアルをやる・・ということに関して
命をかけてきた劇団・・。

そこでしのぎを削ってきたのだ。

その辺の・なになに風の
演技をするひととは
レベルが違う。





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木下恵介監督作『破戒』(48)。
黒澤明監督作『醜聞』(50)では、貧しい老弁護士の妻を演じた。
その後、今井正監督作『山びこ学校』(52)、
新藤兼人監督作『原爆の子』(52)など、
吉村公三郎監督作『夜明け前』(53)、
山本薩夫監督作『太陽のない街』(54)、
五所平之介監督作『愛と死の谷間』(54)、
今井正監督作『真昼の暗黒』(56)、
小林正樹監督作『人間の条件』(59)、
市川崑監督作『炎上』(58)などに出演、
市川崑監督作『ビルマの竪琴』(56)ではビルマ人の物売りの婆さんに扮し、
85年に市川監督が再映画化したとき、同じ役を快演する快挙を成し遂げた。
次いで59年今井正監督作『キクとイサム』では混血児の孫を育てる祖母を演じ、絶賛され、
ブルーリボン賞女優助演賞を受賞した。
同年の今村昌平監督作『にあんちゃん』でも第4回サンフランシスコ国際映画祭で
最優秀助演女優賞を獲得した。
その後、市川崑監督作『鍵』(59)、
山本薩夫監督作『松川事件』(61)、
大島渚監督作『太陽の墓場』(60)、
浦山桐郎監督作『キューポラのある街』(62)、
今村昌平監督作『にっぽん昆虫記』(63)、
今井正監督作『越後つついし親不知』(64)、
山田洋次監督作『愛の讃歌』(67)、
岡本喜八監督作『肉弾』(68)、
熊井啓監督作『地の群れ』(70)、
山本薩夫監督作『華麗なる一族』(74)
野村芳太郎監督作『震える舌』(80)、『疑惑』(82)、
降旗康男監督作『駅/STATION』(81)、
三村晴彦監督作『天城越え』(83)などに出演する。
山川直人監督作『ビリィ・ザ・キッドの新しい夜明け』(86)、
金子修介監督作『山田村ワルツ』(88)などに出演。
勅使河原宏監督作『利休』(89)、
岡本喜八監督作『大誘拐/RAINBOW KIDS』(92)での名コメディエンヌぶりが絶賛され、
毎日映画コンクール主演女優賞、キネマ旬報主演女優賞
日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を独占した。

日本の巨匠、完全網羅、お見事!!