カジノロワイヤル、と聞いて、最新作を想像されると思ったので、いきなりジャケ写真を出しました。
この映画自体は、完全なるパロディ。
でもアメリカらしく、豪華キャスト、スタッフによる徹底的なパロディ。
今回は、映画の紹介ではないので、話題は、すぐに、サントラに。
音楽を担当したのは、バート・バカラック。
カーペンターズの「遥かなる影」などのヒットポップス多数、サントラは、「明日に向かって撃て!」「ミスターアーサー」「紳士泥棒・大ゴールデン作戦」など。
昨年、来日して、来日アーティスト最年長記録を更新しました。80歳。
ある音楽家が、彼の音楽を分析していて、あまりの常識はずれの展開に、気が狂いそうになった・・というほどに複雑なテクニックを使いながら、素人が聞けば、とってもポップという極めつけのプロ作曲家。
さてこの「カジノロワイヤル」。
テーマ曲から、すでに、脳のねじが弛んでふっとぶ。
トランペットは、名手ハーブアルバートが吹いているが、これが見事にバカラック色のペットになっているのが、いい。
もしかしたら、「このテーマ曲、聞いたことある」と思うかもしれないが、きっとそれはこの曲を真似たモノだと思う。
それほどに、このモンドなメロディラインは世間を席巻した。
専門家が舌を巻くテクを使いながら、おしゃれを装う、
作曲家の鏡のような男、それがバカラック。
サントラのことを書きながら、音楽的なテクのことを全然、書いてない。
だってわかんないからね。
(だめじゃん・・)