現在宿泊しているところが大村海岸のすぐ前です。朝4時ごろに目が覚めてしまい2度寝しようかと思っていましたが横の公園が広くて立派なので散歩でもしてみようかと歩いていました。


なんかバシッとバシッと地面を叩くような音が海岸の方から聞こえてきたので


でっかい石の物体のような物か砂をガンガン飛ばしている光景にびっくり!


ただそろそろサンライズなので通常なら明るくなる前に産卵を終えて海に帰るのが通常ですが


ぁーこれがカメの産卵シーンなんだと改めての驚きとこの貴重なシーンを是非見守りたい!ということで後ろからジーッと静かに観察しておりました。


見守ること1時間半以上です。


涙のようなものは泣いているのではなく体内の塩分を追い出しているそうです。


ただかなりグッタリしています。


やがて砂をかけ終えたのか


重い身体を海の方向に向けて方向転換です。


カメによっては方向を間違えて海に帰れないパターンもあるそうです。


助けてあげたいけど基本触れることはできません!


自分と自分の行動を遠くから見ていたギャラリーが集まって来てみんなで見守ります。


産卵で疲れたうえに重い体重ですから一歩一歩が辛そうですね。


もう一息です!


ようやく濡れた砂の上まで到達です。おそらく推定3時間以上は乾いた陸上にいて大変だったかも。


しばらく波打ち際で2〜3分程身体を水に慣らすかのようにじっと静止してました。


大きな波が被った瞬間にカメは勢いよく後ろ脚を蹴り出し海中に飛び出します。


最後は息を吸って潜っていきました。


そして大海原へとまた帰っていきました。


海に帰った時間がもう5時半を過ぎていました。これはかなり時間のかかった産卵でしたね。


亀の足跡ってこんな感じなんですね。人生において砂浜でたまに見たことはあったけど実際に目の前で見られて本当に良かったです。


自分が第1発見者になりましたので亀の保護センターの方に連絡を入れて大体の場所を教えてあげました。後ほど印つけておそらくどこかのタイミングで人工的に育ててあげるのでしょうね。