写真は翌日の朝食シーンからのスタートとなります。昨日はホテルに戻って荷物を解いてからお風呂に入ってちょっと仮眠のつもりがどうやら大爆睡してしまったようで。目が覚めた時にはあれ・・・?もう夜の10時過ぎかぁ〜なにも今更夜の街に繰り出す理由も無いので毎度お馴染みの旅行日誌をつけながらビールをちびりちびりやりまして、そしてまた睡魔が襲ってきて今度はきちんと目覚まし仕掛けて無事起床というわけです。ところで今回の旅は何から何までほぼ自分でやらないといけないのですが唯一の楽チンポイントが最近の世界遺産ブームの中でも人気急上昇中のプリトヴィツェ国立公園の英語ドライバーの往復送迎があるというものです。そのドライバーとホテルで落ち合え的な英語で書かれている書類1枚持って約束の8時に待っておりますと・・・ホテルのロビー前には大型バスやらマイクロバスやらタクシーやら自分みたいにプリトヴィツェに行く人やお隣のスロベニアに行く々等々、カオス状態で人でごった返してよくわからん?比較的愛想の良いホテルの兄ちゃんにまた助けてもらい無事にドライバーと遭遇できました。何人かの相乗りかと思っていたのですがなんと送迎は自分1人だけでしかもメルセデスベンツとVIPな対応。ここから片道120km、2時間の快適な旅のスタートとなる筈でしたが・・・。ここからはちょっとドライバーと口論になり気まずい雰囲気となります。自分とドライバーとの車中のやり取りをイメージでお伝えするとこんな感じかな。「ようこそクロアチアへ!ところで入園のバウチャーは持ってきてるよな!無いと大変だぞ!」自分は少し並んでもいいので現場で買うよとさらっと言った瞬間に「おい!冗談だろ!近頃入場制限が厳しいから現場でなんか買えないぞ、絶対に入れないぞ!これじゃ送迎しても無駄じゃないか!」自分も下調べはしていたのでそれなら混み具合の激しいゲート1ではなく比較的空いてると予想されるゲート2で降ろせと言ってもYESともNOとも反応してくれずただでさえ無愛想なクロアチア人が更に無愛想に・・・。逆にドライバーと自分だけですのでそれが余計に会話を弾ませない要因になってしまいましたね。本当は聞きたいことも山ほどあるのですがもはや会話を模索するのも面倒なので2時間目をつぶって悶々としておりました。
やがて辺りの景観は森の中、プリトヴィツェ国立公園のゲート1に10時頃到着です。ここでもドライバーから信じられない選択を迫られます。どうせいくら待っても入園出来ないから迎えに来る時間を本来の16時ではなく2時間短縮して14時にしろ!というものです。予期せぬマイナスな提案と混乱でわずか30秒停車して考えてるだけで後ろに車が大行列でクラクション鳴らされてしまい・・・そうです!わずかな駐停車すら許されない程激混みなのです。結局考えの整理もつかないまま車を降りました。ドライバーからはなんかあったら連絡しろということで殴り書きの電話番号のメモを受け取ります。
まずはチケット売り場へと急ぐと本当に長蛇の列が出来てます。ドライバーの言う通りなのか?なんか嫌な予感です。
結論からいうと人気のルート、ゲート1はあらかじめ入園チケット無いと入れません。ゲート2は最短で約2時間待って86人程度当日売りするらしい?です。とにかく入れない人達も沢山いて説明を求める人やらいらいらする人やらで最近開始された入園規制に公園管理側にも大きな責任がありますね。せっかく目の前まで来ていながら諦めきれず精一杯無い知恵を絞ります。やっぱりゲート2ならチャンスがあるのでは?いまから電話してゲート2に送迎させるか?電話するが出ない!いやそもそも2に送迎はしないのかも!ならばここから歩いて行くか!いや遊歩道もなく4kmを車の道を歩くのは極めて危険!ならばタクシーだ!タクシーはと探すも見つからない!結果的には2時間後にはタクシー沢山いました。
でも多分ゲート2でも100人足らずでは厳しいと思います。万策尽きました・・・6月でも土曜日という影響はあったのでしょうね。現場に行けば何とかなるケースも多いのですが、こんなに絶対買わなくていけないものだったのですね。事前に購入するサイトも知っていたし登録もしてたのに・・・悔やんでも悔やんでも後悔の連続です。外からはダイナミックな滝もエメラルドグリーンの美しい湖面も1ミリ足りともみることは出来ません。まぁ〜皮肉ですがうまく隠すようにゲートを囲っておりますので無駄な抵抗です。いっそ鳥にでも変身して中に入れたらなぁと人懐こいヨーロッパコマドリをぼんやりと見つめながら白旗を掲げて長く感じる14時迄やり過ごしました。




ドライバーとはすんなり落ち合えて途中ラストケに寄ってくれました。ここはこれで素晴らしいスポットです。とれ高不足かな?でも今回ここがプリトヴィツェだったということで。
ドライバーが自宅栽培のチェリーを振舞ってくれました。帰路は多少わだかまりも溶けて会話も出来ました。でもクロアチア人って背が高くて美男美女多いし話すといい人だと思うのですがここまで会う人が第一印象が全体的につっけんどんです。これから好感触方々に巡り会えますようにと期待して。
ちょっといい感じになってきたところに水を差すようですが・・・
激しい土砂降りです!前かぜんぜん見えない!20回近く海外行って雨になることは今までまだ1回だけだったのです、それもイタリアのポジターノで弱い雨だけ。
うーむ、本日の1日ひっくるめてこのドライバーと相性が良くないのかなぁ〜?しかもこの雨でも片手に携帯で片手運転ですから。それでもなんとか無事にホテルへ到着。傘なくとも車からロビーまでドアつうドアですので濡れることなく。もはやついているのか、いないのかよくわかりませんが・・・予定より2時間早く前倒しですからまだ観光的にも時間たっぷり。ただこの雨・・・傘が全く役に立たないし外に出る気力が一気に失せます。ホテルの中も特にジムもプールも無いのでそうです。そうなるとやることはただひとつです。そう!ふて寝しかありません。