貴重な体験が出来て大満足したあとはもえぎの湯を目指して歩く。
温泉は最後の〆に残しておきたかったが18時までの利用とのことで、
最後の終バスで行けそうな日原の鍾乳洞も可能性が出てきたので、
先にもえぎの湯で入浴と食事を楽しむことにした。
途中に民家の立て札の燻製やまめに惹かれついついGET。
影から物欲しそうに見ているのでパシャリと。
もえぎの湯とはちょうど川を挟んだ対岸を歩いていて、
動画で紹介したもえぎ橋のちょうど反対側に到着。
施設はわりと小さくて外に足湯があり男女とも、
内風呂1つに上流・下流(一様隣り)の露天風呂があって交替制。
泉温は19℃と低いが源泉100%と湯量は豊富で肌はツルツル。
男湯に関しては20~30人も来ればちょっと窮屈かも・・・。
この時間は5~6人利用くらいでゆったり気分で入れました。
待ちに待った食事で中はやっぱりのんびりモード。
日替わりの焼き魚定食をオーダーした。
この日魚は岩魚でセルフ式だが900円でまあまあ豪華。
けっこういい型で身もしっかり。
入浴と食事で1時間半ほどだったが十分満喫できた。
ここまで来たらもう1箇所頑張れそうだったので、
日原鍾乳洞行きのバスがある駅前へ向かった。
ただしこの最終バスはちょっと曲者で行きは鍾乳洞まで行くが、
帰りはナント途中の東日原までしか行かないという。
つまり鍾乳洞入り口まで来ないので30分以上歩いて戻るらしい。
そんな不便な便に乗り合わせたのは、
僕と学生風の女の子2人組のみでガランとした車内。
やがてバスは出発し5分ほどで町を抜け山道を登っていく。
山の日暮れは早くもう辺りは薄暗いし道は険しく・・・、
途中2~3回ほど対向車とスレ違えなくて広い所までバックして、
ようやくギリギリ通れるかという狭い道を縫うように走る。
約40分ほどで鍾乳洞の停留所まで到着したが、
バスはそこまでで2~3分ほど入り口まで歩くこととなった。
入り口のチケット売り場のオバサンがエ~って顔したので、
こっちもエ~って驚いたがどうやらもう閉めて帰るらしい。
客も来ないシーズンでこんな悪い便で来る物好きもいないらしく、
大抵このくらいには閉めて営業を終了するとのこと。
僕ら3人あきらめて帰りかけた時管理人のオジサンが、
折角来たのだからと30分ということで待ってくれた。
ゆっくり見れば30分もあれば十分だが待たせているので、
20分以内の猛スピードで観て廻ったので汗だくに・・・。
途中何度か霊気のような靄が立ち込めていた・・・。
これは左側に女性が子供を抱いているように・・・。
同じ所を再度撮りましたがフラッシュの影響かも。
ざっと見学を終え外に出るとかなり寒い・・・。
ここから東日原まで歩くのかと思いきや、
管理人の方がそこの停留所まで乗せてくれました。
東日原の停留所で辺りに民家もあるのでホッとする。
あ~ぁ迎えのバスの待ちどおしかったこと・・・。
まだ18時過ぎくらいだけど駅前暗いしダ~レもいないし。
ただ1軒灯かりがあった民家のような築100年近いお土産物に。
別に何を買うというわけでなくついフラフラと導かれるように・・・。
おばあちゃんが居て 「もう閉めようと思ったんだけど
誰か来るような気がしてねぇ」 と開けていたらしい。
風貌がおふくろに似ていておばあちゃんとはいっても、
生きていればおふくろもこれくらいの年齢だなと思い、
失礼ながら年を聞いたらナント干支まで一緒なんだよネ。
もう他人とは思えなくなってしまいついつい1時間も長居して・・・。
最後はちょっと後ろ髪を引かれる気分だったが、
私も生きてるかわからんがまた来てネという言葉が印象的だった。
日帰りでもこれだけ十分楽しめてよかった。
無計画のぶらり旅も案外いいものだねぇ~。