塾の合格実績を見ると、華やかな数字が並ぶ。
100名合格、今年も多数合格――。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
確かに、その中には努力の結果として合格を勝ち取った子どもたちがいる。
それは間違いのない事実。
一方で、数字を冷静に見ていくと、
受験者数に対して、一定数――場合によっては合格者以上の不合格者が出ている現実も見えてくる。
それにもかかわらず、指導内容や学習スタイルは
「基本的に昨年と同じ」。
この点に、この一年ずっと違和感があった。
もし、同じ講座、同じ演習、同じ進め方で
多くの子が安定して合格できるのであれば、
本番で突出した点数を取る子が、もっと出てきてもいいはず。
ところが実際には、
「突出して点数が良い子があまり見えない」。
なぜ。
つまり、「やり方が合う子しか救えない」。
このやり方で結果が出るのは、もともと条件が整っている子が中心ではないか、仮説。
逆に、同じことを真面目にやっていても、条件が少し違えば結果は簡単に変わってしまう。
塾の指導があっても、それが点数の「差」として表れにくい構造か。
「みんなと同じ」より、不合格の確率を下げる。
そこで考えたのは、
「みんなと同じことを続けるかどうか」ではなく、
不合格になる可能性を、どう下げるか。
弱点は何か。
どこが足りていないのか。
その穴を埋めるために、今のやり方を変える必要はないのか。
もし親がそれを見極められないなら、
期間限定で、理系大学生などによる個別指導に見てもらう選択肢もある。
そんな現実的な判断も必要だと思った。
★数字を見る、構造を見る
「このままでは合格しないかもしれない」
そう思ったときに、改めて調べたこと。
通っている塾の合格実績、合格人数と受験者数、校舎ごとの受験者規模
例)
受験生が約210人いて、合格者が100人程度なら、
単純計算で半分は不合格です。
一方で、
25人受験して20人合格する塾もある。
合格人数では目立たなくても、合格率は高い。
合格「人数」だけを前面に出す塾と、合格「率」や指導の中身を説明する塾。
どちらが信頼できるかを考える。
講師と話してみると、
子どもの弱点を具体的に言えるかどうかで、見える。
最後に
不合格者が一定数出ている現実を前にして、
「この塾で、同じことを続けても合格しない可能性がある」
その事実を直視し、やり方を変える判断をしたことは、
親として必要な決断だったと今は感じる。
塾の「実績」ではなく、その実績の作り方を知る。構造を知る。
不合格の確率を下げたい、できる限り避けたいと思うなら、どこに目を向ければいいか。
お聞きします。


