VF甲府および松本山雅FCファンの日誌 -5ページ目

敵は着々と…

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長野エルザの入団テストが行われた模様。来期に向けてあちらは着実に動いている。ところで山雅はどうした?どんな小さな事でもいいから何らかのアクションが見たい…

このままだと当ブログの名前も変更しかねないと思う今日この頃である(^_^;)

ただ、寂しい


リーグ戦も本日で終了。ヴァンフォーレの今期最後の試合は敵地・博多で引き分けという結果になった。最終順位は15位。勝ち点差こそあれ入れ替え戦出場の16位はすぐ下。勝ち切れなかった幾つかの試合を思うとつくづく悔やまれるものがある。


そんな中一足お先に各チームの戦力外通告がちらほら出始めた。ヴァンフォーレからも幾人かの選手が戦力外の憂き目に遭うこととなった。それにしてもビジュ選手がその中に含まれていたのは意外だった。


DFの要としてシーズン通して活躍し、甲府残留の立役者の一人だったのに・・・。外国人枠の絡みや高年俸がネックになったというが、それにしても試合終了後に明るい笑顔でスタジアムを歩く姿がもう見られなくなると思うとやはり寂しい。


はっきり言って外国人選手というのはいわば傭兵だ。高年俸で雇われチームを優勝あるいは残留に導き、さらに自分の価値を高めてよりよいオファーを探して移る。その繰り返しだと言ってもいい。しかしビジュ選手がゴール後にスタンドに駆け寄ってサポーターと喜びを分かち合う姿や、試合終盤になっても全力で走ってピンチを防ぐ姿を見てきて、我々は彼を甲府の一員だと強く思うようになった。そう、彼は1年目にして甲府の「家族」になってくれたのだ。


おそらく彼は来期もどこかでプレーしてくれることだろう。もしそれがJ1で、小瀬に再び姿を見せてくれたら、僕らは敵としてではなく素晴らしい時間を一緒に過ごした家族として迎え入れたいと思う。


ビジュ選手、感動をありがとう!そして元気で!!

J1第33節:ヴァンフォーレ甲府vsジェフ千葉(in小瀬)

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長いようであっという間だった甲府の今期最終節は小雨のぱらつく中での試合となった。相手はジェフ千葉。


立ち上がり、いきなり甲府が先制する。右からのクロスに合わせたFW山崎の今期2点目となるゴール♪

思えば前節はDF秋本の退場によるシステム変更でやむなく途中交代させられた彼だったが最後の試合で見事に結果を出した。1-0。

その後も押し気味に試合を進める甲府だったが、またしても(というか恒例?)審判の不可解なジャッジでFKと取られ、そこからCKとなったところを阿部に決められ失点。1-1。

それでも甲府はバレーにボールを集めるいつもの戦いに徹する。そしてそのバレーの突破をゴール前で体当たりで止められFKを得ると、MF藤田が見事な同点ゴールを右隅に叩き込む!2-1。


結局前半はそのまま終了。ホーム最終戦を白星で・・・期待はいやが負うにも高まる。


しかし、後半・・・まああれこれ言うのはよそう。カウンター等で2失点して、甲府は負けた。もちろん甲府にも逆転のチャンスはあったのだが、課題の決定力不足が最後まで解消されずにホームラストゲームは終わったのだった。


そして試合後、海野社長及び大木監督の挨拶があり、その後選手全員が記念品を投げ込みながらスタジアムを一周。ジェフのサポーターからも声援を受けていたのが何だかほのぼのしていて良かったw


そして圧巻だったのが茂原選手。皆がチームから渡されたボールやTシャツを投げ込む中、突然彼は履いていた黄色のスパイクを脱いだ。一体何をするのかと思いきや、何と彼はそれをサポータの待つゴール裏に投げ込んでくれたのだ!思えば彼にとっても今シーズンは自らに期するものがあったのだろう。ドタバタと入団が決まった加入1年目でここまでの活躍をしてくれるとは当初は予想だにしなかった。おそらく彼がいなければ甲府の残留が成ったか分からない。同時に彼もサッカーを続けるチャンスを甲府で与えられて本当に感謝していることだろう。これだけの選手だからシーズン終了後には他チームからのオファーが殺到するだろうが・・・来年もぜひ彼の雄姿を小瀬で見たいと思った。


そんなこんなで少々肌寒い日ではあったが、小瀬での最終戦は感動の中で幕を閉じたのだった。



浦和戦メモ

レッズ戦は仕事のため観戦叶わず、帰宅後にさっそくVTRを見た。


赤い悪魔に挑む我らが戦士たち。そして埼玉に駆けつけた甲府サポーターの姿がそこには見えた。

試合も、前半にシトンの2本のPKをGK阿部が見事に止めるなど、強豪相手に一歩も譲らない戦いぶりに感動した。

しかしやはり前半のDF秋本退場と後半開始早々の失点が痛かったorz・・・結局0-3の完敗であった。

試合自体は敗れたが今期の甲府のサッカーの真髄を随所に見せてくれた好ゲームだったと思う。

特に惜しいFKを放った藤田には解説の原博美も絶賛であった♪

・・・ただあんまり全国放送で絶賛されて他チームに目を付けられたら困るのでほどほどにしてほしいとつい思ってしまったw


さて、日曜はいよいよホーム最終戦。またこの日はクラブサポーターの募集開始日。

今期は山雅の試合もあったために躊躇したが、今回はしっかりと会場で申し込む予定だ。

来期も甲府から目が離せない日々が続きそうだ。

J1第31節:ヴァンフォーレ甲府vs大分トリニータ(in小瀬)


 今年のJ1も残すところあと4試合。うちホーム戦は2試合である、本当に早いものだ・・・。


 本日は小瀬にて大分戦。14:00開始。相手が相手だけに「客入りは少ないだろうな・・・」などとまるで営業担当者のような心配を勝手にしながらやってきたわけだが・・・1時間前に着いてみると、既にスタジアム付属の駐車場は満車、まさに杞憂であった。


 さてこの日はDF陣が大きく入れ替わり、アライール、ビジュそして出場停止の杉山に代わって、津田、秋本及び井上が入った。MF陣では林ではなく鶴見が先発。このスタメン発表の際にはスタジアムは多少どよめいたw


 それでも試合は2-0で甲府の勝利。前半と後半にそれぞれバレーと茂原という決めるべき人が決めてくれた。


 もちろん余裕があったわけではない。後半早々にDF津田の退場があって数的不利になりヒヤリとさせられた。しかしその後もJ200試合出場を達成したMF藤田を起点に攻撃を組み立て、立て続けに決定的なチャンスを迎えるなど終始押し気味に試合を進めていた。ただ、これもまた判定の妙というべきか、津田退場直後のバレーの放ったシュートがポストに当たってゴールライン上を通過したように見えたのに、なぜかノーゴールの判定が出てスタジアムがブーイングに包まれた場面があった。そしてその後も2度ほど際どい判定があった。


 このときにはさすがにセレッソ戦での某元国際審判の意味不明のジャッジングの記憶がわずかだが蘇った^^;思えば今日の審判もSR、どうも甲府は審判に恵まれていないのかと思ってしまう。それでも致命的な結果にはならず無事に勝てて良かった。


来週は連戦、しかもアウェイでの首位レッズ戦とホーム最終戦という大事な2試合が待っている。果たしてDF陣は杉山だけ戻してこのまま行くのか、それとも本日は単にターンオーバーを取り入れた結果だったのか・・・いずれにしても残り試合をどう戦って来期の上位進出に繋げていくのか楽しみである。

信州のサッカーのために。

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ASPのウェブサイトでも告知されていたが今日は北信越リーグの1・2部入れ替え戦2ndがアルウィンサブで行なわれた。

対戦は信州の古豪「上田ジェンシャン」と福井県の「FC金津」。

少し遅れて会場に行ってみると、上田側のクルバには数名の上田サポーターと、それよりも多くの緑のマフラーを慎ましく首元に巻いた方々が見受けられたwそれ以外にもかなりの観戦者がおり、この一戦への関心の高さを伺わせた。


さて既に敵地で行なわれた1ndで2点のビハインドを負っている上田、苦戦は必至と思われたが・・・

結果は後半に追いついた上田が延長戦を経てPK戦の末、辛くもFC金津の挑戦を退けることができた。

これで1部リーグの長野県チームは来期も3チームとなった。


印象的だったのは試合後の上田側の挨拶。

ゴール裏でPK戦を見守っていたサポーター達に上田GK両角選手が

「長野県のサッカーのために頑張りました!!」

と言ったのだ。

そう、愛するチームも住んでる地域も違うけど、誰もが長野県のサッカーをもっと盛り上げたいと思っているのだ。

だからこそ今日もこんな寒い日に大勢の人が同じ信州のチームを応援したいと集まった。

もちろん松本山雅には他のチームに先んじてJに行って欲しい。

そして同時にこれからもチーム同士が切磋琢磨してようやく灯り始めた信州サッカーの火を大事に育てていきたい。

勝利に沸く会場を後にしながら強くそう思った。


天皇杯4回戦:ヴァンフォーレ甲府vsモンテディオ山形


甲府にとっての今期の天皇杯初戦が日曜に小瀬で行なわれた。

考えてみると去年までは予選は平日に行なわれていたのだ。しかしあまりにも不便だということで今期から週末開催になったらしい。真に正しい決定だと言える。

対戦相手は去年までJ2で凌ぎを削ったモンテディオ。今期はここまで8位とリーグ戦では残念な結果になっているが、その分天皇杯ではかなり気合を入れて臨んでくるのではないかと思っていたのだが・・・まさにその通りになった。


11月とは思えない強い日差しの照りつける中、試合は始まった。

立ち上がり主導権を握ったのは山形。素早いパス回しで甲府陣内に侵入してくる。しかし甲府も凌ぎボールを前に運ぼうとするが、山形の必死のディフェンスに遭いチャンスに結び付かない。今日も甲府のエンジンの掛かりが遅い・・・ジリジリする展開が続く。そして・・・


前半21分、山形MF宮沢に痛恨の先制点を許すorz試合開始から何度もチャンスを作られた相手に見事に決められてしまった・・・今日は苦戦するのか・・・。しかしその数分後、ゴール前にドリブルで迫ったFWバレーを山形DFが倒し、この日2枚目のイエローで退場!流れは甲府へ。そして前半終了5分前にコーナーキックをビジュがヘッドで押し込みゴール!!何とか同点に持ち込んで後半に。


10人となった山形だが、しかし後半も決して守りを固めることなく攻勢に出る。J2得点ランク4位のFWレアンドロがドリブルで持ち込み、シュート。これが決まり山形に再び勝ち越しを許すorzこの直後、ベンチはバレーに代えてFW須藤を投入。そしてこの采配が吉と出て数分後に須藤が同点弾を叩き込んだ!!2-2。ここから甲府がようやく目覚めたかのように怒涛の攻めを魅せる。しかし山形の抵抗に遭い得点ならず。その山形も負けじと攻め返すがGK阿部の必死のセービングもあって得点を許さない。次第に「これはPK戦か・・・」という予感が頭を過ぎり始めた終了5分前、再び須藤のヘッドで逆転に成功!3-2となる。


ここからは時間との戦い。FW原を投入して最後の勝負に出る山形に対し、甲府は相手ゴール前でボールキープして時を稼ぐような動きに出る。まあ仕方あるまい・・・そして、ついに試合終了。ゴール裏では歓喜の渦!!というよりも安堵のため息の漏れるw


何とか勝つには勝ったが、正直言ってかなりグッタリとくる試合であった。それが決して季節外れの酷暑のせいだけではないことは選手たちが一番よく分かっているだろう。ほぼ残留を確実にした名古屋戦以来、どうも甲府戦士たちはモチベーションが上がらないようだ。ホームでの連敗は避けられたとはいえ、次節のアウェイ京都戦に向けて課題の残る内容となった。



明日は天皇杯

第86回天皇杯4回戦 対モンテディオ山形戦
11/5(日)13:00~キックオフ(小瀬陸上競技場


今週はJリーグはお休み。その代わり今日明日と天皇杯4回戦が各地で行なわれている。

全国のサッカーチームの頂点を決めるこの大会。

自分も数年前から元旦の国立には毎年行くようにしている。

今年のこの大会には我が愛する2つのチームである松本山雅ヴァンフォーレ甲府が出場。

松本は初戦には勝ったものの残念ながら2回戦で敗退orz

そして甲府は明日初戦を迎える。相手は去年J2で昇格を争ったモンテディオ山形。

ちなみに去年は4回対戦して1勝1敗2分。決して楽な相手ではない。そして山形も先を越された甲府に何とか一矢報いたいと本気で立ち向かってくるだろう。初戦から厳しい戦いになりそうだが、初タイトルに向けて頑張ってほしいと思う。


J1第29節:ヴァンフォーレ甲府vsセレッソ大阪(in小瀬)


松本山雅のファン感謝イベントがあったのは重々承知していたのだが・・・やはりサッカーしている選手の姿を見たい!という思いが勝り、先週に引き続き小瀬へ向かうこととなった。

今日の相手は残留争い真っ只中のセレッソ大阪。そして・・・主審はあの上川徹。


これが全ての悪夢の始まりだった。


前半はどちらかといえばスローぺース。セレッソは大久保を中心にサイドから攻めあがるがチャンスには結びつかず。対する甲府もいつものように前線のバレーにボールを集めようとするが厳しいマークにあってボールが上手く渡らない。結局様子見のような感じの展開に終始してハーフタイム。


後半先に動いたのはセレッソ。森島に代えてU-21の親善試合に出たばかりの苔口を入れるなど選手交代を2人行なう。しかし最初にチャンスを迎えたのは甲府だった。相手ゴール前のフリーキックを山本英臣のゴール!!・・・かと思われたが線審のオフサイドの判定でノーゴールorz


この辺りから試合が奇妙な方向に進み出す。77分、味方ゴール前でセレッソの選手と甲府のDF杉山が競り合う。ごく普通のプレーのはずだったが、その直後に長い笛・・・


なんと甲府のファールでセレッソにPKの判定!!


あまりに不可解なジャッジ(しかも出したのがあの上川)にゴール裏は騒然となる。当然ながら判定は覆らず、そのPKをゼ・カルロスに決められ0-1。しかし悪夢はそれだけではなかった・・・。その後も、単に相手が転んだだけにしか見えない場面で甲府のファールを取られるなど、上川の意味不明さは速度を増していったのだ。そんな厳しい状況下、甲府も終盤にようやく堀井らを投入するなどして勝負に出るが、今日はセカンドボールをことごとくセレッソに拾われるなどチームの出来も今ひとつ。降格の危機にあるセレッソもこの1点を守ろうとラフプレーに走るようになり、いつもは冷静な茂原が熱くなって相手選手を小突くなど、ここ最近見られなかった荒れ模様の試合になってきた。


結局試合はそのままタイムアップ。


本日の甲府の出来もそれほど良くなかったことは認めるものの、明らかに審判のふざけたジャッジングで勝ち点を失ったとしか思えない内容になった。試合後、上川への怒号がスタジアムに鳴り響いたのは言うまでもない。長いシーズンの中にあってはこういう不可抗力が働く試合というものは必ずあるのかもしれないが、それにしても後味の悪いものになってしまった。


来週は天皇杯の4回戦があるがおそらく主力温存で行くだろう。相手はJ2の山形。今日の悪夢のような試合のことを忘れさせてくれるような気持ちの良い試合を期待したいものである。

J1第28節:ヴァンフォーレ甲府vs名古屋グランパスエイト(in小瀬)


先週のサテライト戦と同じカードとなった今節の名古屋戦。


順位は一つ下とはいえ前回の対戦では1-5と粉砕されている相手であり、新潟のような苦手意識を持つチームを作らないためにも今回はぜひとも勝利が欲しい試合であった。


試合開始が午後1時~ということのせいか、あるいは紅葉シーズンの影響か、本日の小瀬はひと目で「1万人割ってるな・・・」と分かる空席状況であったw(発表では9747人)


午後の強い日差しが照りつける中、試合開始。序盤はお互いに手の内を探りあうようにしていたが、次第に甲府が攻勢を強め幾つかの攻めの形を見せる。それでもクロスの精度が悪くて得点に結びつかない。


試合が動いたのは後半。相手DFが負傷して数的優位に立っているチャンスを見逃さず攻め、左サイドからのDF林のクロスを久々の先発を果たしたFW宇留野がヘディング一閃!見事に先制する。このまま行けるかも・・・しかし喜んだのもつかの間、数分後にはこの日初めてと言ってもいい決定機を名古屋に決められ同点。ふと瑞穂での悪夢が頭を過ぎる。


しかし、この日多少空回り気味だったFWバレーが最後に魅せる。左サイドを突破してゴール前に迫ると詰めてきた相手DFを振り切り強引にシュート!見事に今期13点目を記録する。


結局この点差を粘りの守備で守りきった甲府が勝利しホーム8戦無敗を記録することとなった。


さて、今日の写真は試合後の出待ちの際に現れた本日の殊勲バレーのサイン風景。群がる子供達を宥めながら丁寧にサインしていたwちなみにMF藤田もサインに応じていたが途中で切り上げ脱出・・・やはり試合でクタクタになった後でのファンサービスというのは辛いものがあるのだろう。貰う側も少し考えてあげた方がいいと思う。


とまれこれで小瀬でのリーグ戦は残り3回。全て顔を出して甲府の雄姿を見届けたいと思っている。