浴衣の由来 | 「着物をもっと身近に」染太郎のブログ

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札幌で着物のしみ抜きや染色などをおこなう悉皆屋(しっかいや)野口染店舗の5代目染太郎です!「着物をもっと身近に」をモットーに日々奮闘中!!

『浴衣』といえば、夏祭りに欠かすことのできないおしゃれ着アイテムとして幅広い年齢の人々に着用されています。夏の風物詩ともいえる浴衣なのですが、江戸時代の浴衣の役割は、現代のようなおしゃれ着とは異なり、外出着として着てはいけない装いだったのようです。あせる浴衣が「ユカタ」と呼ばれるようになったもとは、『湯帷子』(ゆかたびら)といわれる着物なのです。『湯帷子』とは、麻でつくった着物を指し、お風呂に入るさいに着る麻の着物を意味していました。実は江戸時代のお風呂というと、現代のように湯船に体を浸けるスタイルではなかったのです。サウナに近く、人々は蒸し風呂のような状態のなかに『湯帷子』を着たまま入って汗を流していました。つまり、浴衣のルーツは風呂用の水着のようなものだったのです。お風呂から出た後は浴衣を脱ぎ、外に出るさいは別の着物に着替えるわけですが、浴衣はその前に体を拭くタオルとしての役割もあったのです。まさに浴衣はお風呂用の水着とバスタオルの一石二鳥の機能を果たす優れものだったのですアップ


それで浴衣と書くんですねニコニコ由来を知ると面白いですよね(‐^▽^‐)