あんなに小さかった次男も大きくなりました。

15歳になった次男は、長男よりも強く、予想通り主人とは合わなくなった。


上二人は、家を出てしまったので、最後の子供なのに、主人はまた嫌われてます。


ちょっと次男が遅く帰っただけでも、怒り出す主人。なので、なんで怒るの?メールで遅くなるって言ったよって返す次男に親だから怒ってもいいんだ!って。


もうそこから歯車噛み合わない。

理路整然と答える次男。

とにかく喚く主人。


親にあわせろ!親の言うことを聞け!親だから何をしてもいいんだ!みたいな押し付けを、次男は一切許さない。


ま、そばで見てれば、次男がスジを通して合ってるんだけれども、子供なんだから折れろ!的な主人だから、次男の反論が許せないみたい。


主人は、家族関係が構築出来ない人。

常に父親がえらく、他の人は下僕でなければならない。


でも子供達は、そんな父親はいらない。

いつも寛容で、アドバイスをしてくれるような人を望んでいる。時に怒ったとしても、スジが通っていればみんな言うことを聞くだろう。

子供の頃から、遊園地でさえも、ろくに連れて行かず、自分勝手に過ごしてた父親は、最後は予測通りにみんなから嫌がられている。

父親らしいこと、ほんと1つも、しなかったもの。なぜかというと、主人の父もそうだったから。常にみんなを怒鳴ってた。


長男は、運動会に写真やビデオとって、応援してくれる父親が欲しかったから、自分の子供にはそうしたいとよく言っていた。

我が家では、父の役割もすべて私一人がこなしていた。だから、他の家族が羨ましかっただろうと思う。


結局、長男は心も体も壊れてしまって、家を出た。そんな長男のことを未だに理解できない主人。なんで出ていったのか?なんで自分が嫌われてるのか?全くわからないようだ。



子供の気持ちを理解できない親というものは、最後は捨てられる。

そして長男は多分、私も捨てるだろう。


長男にとっては、私も助けが足りなかった人として認識しているから。


愛情とはいえ、私も病気の時、辛いことをさせたことに間違いない。

だから、一生縁が薄くなっても、このまま耐えようと思っている。私にできることは、もうこのぐらいしかないから。


親といえども、超えてはいけないラインがあるっていうこと、まだ気付いてない人には伝えたい。

全身全霊の愛は、子供にとっては苦しみでしかない。


とにかく放置すること、本人のしたいようにするほうがいい。そうすれば、本人が色々と自覚して決めて行くことができるから。


次男と主人のバトルに、私は一切口出しせずに部屋にこもった。

それが正解だったと思ってる。


皆が寄り添い、助け合い、楽しんでいける家族だったら、どんなに良かっただろう。

後悔先に立たずです。

もう時間は戻ってこない。

やり直すことも不可能。


私は淡々と生きていくのみ。

それで十分である。