女の映画好きなのに
ソフィアコッポラが未履修って
もはや異端児!!!

な私でしたが

この度、ソフィアコッポラデビューをいたしました


演目は「プリシラ」
もうお分かりですね

エルヴィスプレスリーの元妻、です

ふつうの女の子だったプリシラは
軍関係のパーティで大スターのエルヴィスに出会う

まだ義務教育の14才で厳格の両親の元、
転勤で西ドイツで
孤独に過ごしてたプリシラにとっては

まさに転機(チャンス、ターニングポイント)


彼女の人生が始まる



アメリカティーン憧れの
もう私には訪れない『幸福』を描いていて

年上のイケメンの金持ち、有名な彼氏に
レディーに育てて貰う
まさにハーレイクイーン小説のよう


でも、この『幸福』は、
ある程度の年齢になって分別がつくようになると
『呪い』であることに気づく
※故に私にはもう訪れない幸福なのだ、私は分別つく大人なので!

それはまるで
光源氏が紫の上を囲ったように

小さな鳥籠に傲慢に、一方的な
そして暴力的な管理された『愛』でしかなく


愛とは自由なものなのに
年頃のプリシラには与えられず

彼が離れたときに初めて手に入れた自由に
楽しさ、生きる喜びを感じて

退廃的な愛から自立していくストーリーは

まさに、女性のためのウーマンムービー


そうだよ、こういうのが観たかったんだよ
下品なバービーや実写アラジンみたいな
そういうのじゃなくて

私は、こういうのを見たかったんだよ!!!!



ってなりました

エルヴィスについては
バズラーマンの方を観ますね
(あのままODで孤独死しそうな死臭が
プンプンなので離婚できてよかった)

あと個人的にリサが出てきたときに
「この子がマイケルジャクソンとニコラスケイジと
結婚するんか」ってなんか嬉しかったです

プリシラ役の女優さんも小柄で幼いとき

黒髪の似合わなささ(やらされてる感)
自立前の美しいブルネットになったときの
大人女性らしさの対比

素晴らしい映画でした

面白かったのは
性に奔放そうなエルヴィスと
彼の部屋で2人っきりになったら
さすがに心を決めたのに

全然、手を出してこない(しかも8年)に
どびっくりした🫢
プリシラも、どびっくりしただろう

そして別の女には手を出してるから
敬虔なクリスチャンだからとかではなく

ああ見えてエルヴィスは性的なことに

コンプレックスや嫌悪感があったのだろうなっと
でもそれは、
プリシラの性を管理されてる感じも出てて
異常で良かったな

髪色、メイク、服、言動を管理されてる様は
立派なDVだもんな〜



あと何年かしたら
マイケルも実写映画するんだろうなあ

つづき