寄席
「旦那さんが亡くなってから、
なんだか笑ってない気がするから、
とにかく笑った方が良いと思って、、
寄席って行ったことある?」
と、その人は言った。
私は実は得意分野だと嬉しくなって、
「実は、、、けっこう行ったことあるんですよぉ」と、得意げに答える。
笑うことで免疫力があがるとゆうし、
とにかく楽しくなくたって、笑顔をつくるだけでも良いらしい、なんてお得なシステムなんだと思う。
寄席は、初めて行ったのは末廣亭、
何年か前のクリスマスイブの池袋演芸場にひとりでデパ地下のお弁当買って行き、
寄席帰りの夜の池袋、クリスマスイブの風景は今でも忘れられないし、
なんか自分でも自分の姿を想像して笑える。
浅草演芸場のスケジュールは、毎日Twitterでチェックをしてる。
私のまわりには、
ありがたいことに、粋な生き方をしている人生の先輩がたくさんいるな、と思う。
笑わなくちゃと思って、寄席に行ったらどうかな、と思うこと自体、めちゃくちゃ素敵である。
旦那さんのことを今でも大好きで、いなくなって淋しい、と言葉に出せることだって素敵なのだ。
私は昔から常々、そうゆう人生の重ね方をしたいと思っていた。
日本は、謙遜したり、謎に家族やパートナーを卑下する文化がある気がするけれど、
断固反対、好きな人をけなして何が楽しいのだ、としか思わない。
とっても素敵な人だから一緒にいる訳で、
素敵な人ではないのだったら、離れれば良いのに。
ポジティブな言葉をつかいながら生きてたいし、悪いところじゃなくて良いところを探したい。
お父さんもだいたい私のことをけなすけど、
ほんとやめてほしいよね。
と、ゆうことで、
無事に寄席に足を運んで、たくさん笑えますように!
ステージに立つことで、
そうやって何かから立ち上がる人がいるとしたら、そんな幸せなことってないよなぁ。