大学共通テスト 英語で試行調査スタート
形式・難易度を検証
大学入試センターは2月13日、現行のセンター試験の後継で平成32年度から始まる「大学入学共通テスト」の英語の試行調査をスタートしました。
高校2年生が対象で、3月3日までの実施期間中、全国の国公私立158校、約6700人が参加予定。現行のセンター試験と同様、筆記とリスニングをマーク式で出題し、3年後の本番に向けて形式や難易度を検証します。
塾で事前に対策を取るためには、これらの動きは欠かすことができません。
2月13日は東京都練馬区の都立井草高校の生徒がリスニングの問題に取り組みました。
新テストの英語は「読む・聞く・書く・話す」の4技能を評価するため、民間の資格・検定試験を活用する方針。
共通テストの英語では「読む・聞く・話す・書く」の4技能を重視し、民間の検定試験を活用することが決まっているが、35年度までは移行期間としてセンターが作成するマーク式の試験も併存させることになっており、今回はこの試験の試行調査に当たります。
問題は筆記が80分、リスニングが30分。出題形式の分析のため、リスニングは問題の音声が全て2回流れるグループと1回と2回が混在するグループに分けています。
センターは「今回の問題構成や内容が必ずしもそのまま本番に受け継がれるわけではない」としていて、問題や正答率の速報値は3月14日に公表する予定。
国語や数学など他教科の試行調査は昨年11月に実施しており、今年11月には各大学を会場として、より本番に近い形での試行調査を行う予定です。