HUNTER×HUNTER No.395 感想 | ばんぶーのブログ

HUNTER×HUNTER No.395 感想

【No.395 ◆結成①】

スタッフの種花です。今日は11月9日頑張った人皆本当にお疲れ様!!有難う!! <義博>

 

何かよく分からんけど、

冨樫さんが追ってるアイドルグループが今年の9/29~11/9にかけてコンサートツアーを行っていて、最終公演が東京ドームで11/9に開催されていたみたいネ。

 

確かに“冨樫義博先生のアシスタントスタッフ”とは言ってなかったね…。

もう「好きなおにぎりの具は?」と聞かれて「具志堅」と答える様な領域に入ってる気がする。

 

■脳内合成要請

先日、作者のツイッターにて、

No395.1ページ目の4コマ目と 6コマ目、生原稿にはちゃんと 人物が入っているので脳内で 合成していただけたら幸いです。

とのお知らせがありましたが、

やっつけだけど、こういうことかね。

今の作者の作画スタイルは、作者がキャラのペン入れを行い、遠隔地に居る様子のアシスタントに様々な指示を出している模様。

つまりアシさん達は背景を描いたものの、肝心の作者が描いた分を入れ忘れたってこと???

そんなことありゅぅぅぅ~?

 

現にあるじゃろがい。

まぁ途中でアシ募集してたし、

かなり非効率的に丁寧にやっているみたいで指示の内容も複雑多岐に渡っている様子だから大変なんだろうな。

お疲れ様です。

 

■感慨深い幻影旅団の回想

まさか旅団の回想が描かれるとは…。

このビデオテープの回が、2000年の52号に掲載されたNo.102(11巻収録)だから、約22年振りの伏線回収になるのかぁ…。

22年…生まれた子が大学を卒業するまでの期間…我々は何を為したのか、何を残したのか…いかんいかん、危ない危なーい。

 

それにしても映画「緋色の幻影(ファトム・ルージュ)」の早期入場者特典の0巻のQ&Aであった

(クロロが団長になった背景などを)作品で説明するつもり”

というのは近年のストーリー展開や休載の長期化から無理かと思っていたのだが、実現しそうなかほりが…!(笑)

 

そして、さすがにこの流れでNo.396で全く別の場面に飛ぶってこともしないだろうから(副題も結成“①”だし)、No.397の森も回想でのシーンなのかな?

あと2話で上層の森林浴スペースでの戦闘(?)ってのいうの難しそうだし…。

 

■「クラピカ追憶編」配信せんの?なんでぇ?

今回「シーラ」が出て来たから「クラピカ追憶編(’13年1~2号掲載)か、それを単行本化した「0巻」を読みたいと思う読者多いと思うんだけど、編集さんは電子書籍での販売の提案もしてないのかな(ゼブラックでのバックナンバーでも存在しない)

250円とか前後編セットで500円くらいなら買う読者結構いると思うんだけど、元ツイッタージャパンみたいな感じでお仕事忙しいのだろうか。

 

それとも、0巻のQ&Aで、

“オレだったら意に添わずに決定されたら、無視するか、ふてくされてダレる”

と書いてあったけど、

担当編集の齊藤さんが作者が過去に描いた未発表の短編「クラピカ追憶編」のネームを見せ、映画脚本家のオリジナルストーリーに「追憶編」を貼り付けたのが「緋色の幻影(ファトム・ルージュ)っぽいんだけど、その頃の作者3コマの中のキルアが、

まんまWiiでドラクエ10をやっている作者そのもので、パンフレットに載っていたオモカゲの描き下ろしの絵の

メッセージの下書きを完全に消せていなかった事もあり、やばそうな気配は感じていたんだけど、もしかして今編集部と不仲だったりするのかなぁ。

 

私が編集だったら―遅くても2週間前くらいには今話の展開知れたハズだし―データは編集部にあるんだから「映画の特典の0巻」は難しくても「本誌に掲載したクラピカ追憶編」だったら電子書籍化して販売するの提案するけどなぁ。

 

クラピカ追憶編程度の量だったら、私の様な素人でも0から自炊始めてホワイトニング終わるまで1時間も掛からないし恐らく技術的・時間的な問題ではないと思われる。

そうすると、単純に編集が仕事していないだけか、編集部が冨樫さんに何か提案することが難しい状況(不仲など)か、権利的な問題だと思うんだけど、権利的な問題だとすると「クラピカ追憶編」は映画の販促と言われ仕方なく描いたけど、一度はボツにしたこともあり十分に検討が出来ていないところがあったから“再販などの許可を出していない”という可能性もあるかなぁ。

 

そうだとすると、クラピカ追憶編の中で本編とは違うところがあるのかもしれない。

映画公開前の作者コメントではその様子はなさそうだけど、映画を楽しみにしている純粋な子供達に無修正のポルノを見せつけるかの如く辛辣なコメントは書かないでしょうしねぇ。

 

良くわからんけど何で「クラピカ追憶編」の配信せんの???

 

■旅団の初期メンバーと「B面」

まず、初登場時点の旅団員は―、

0:クロロ

1:ノブナガ

2:フェイタン

3:マチ

4:ヒソカ

5:フィンクス

6:シャルナーク

7:フランクリン

8:シズク

9:パクノダ

10:ボノレノフ

11:ウヴォーギン

12:コルトピ

―の13名であったが、

パクノダは一度に撃てる弾が6発で、それがノブナガ・フェイタン・マチ・フィンクス・シャルナーク・フランクリンという結成時のメンバー分と考えていたから、シズク、ボノレノフ、コルトピの3名は初期メンバーではない。

ちなみにシズクに関しては国民番号も生体データも国際人民データ機構に登録されていないことから―シルバが殺したという8番の枠に後から入った様だが―流星街出身の様だ。

つまり現時点で、

0:クロロ

1:ノブナガ

2:フェイタン

3:マチ

4:(少なくともヒソカの前は男)

5:フィンクス

6:シャルナーク

7:フランクリン

8:(シズクの1つ前はシルバが評価した相手)

9:パクノダ

10:(不明)

11:ウヴォーギン

12:(不明)

旅団の初期メンバーには4名の不明者がいる。

(※1 初期団員のウヴォーが11番にいることから、それより前の番号である11名は存在したハズ)

(※2 今話で仲の良いグループがあったがそれぞれの番号が離れており、ガキ大将気質のウヴォーの番号が11番=例のコイントスで番号を決めた?)

今のところその候補はシーラ(左)と、サラサ(右)だが、シーラさんは…、

クラピカ追憶編にて、森の中で隠れ住むクルタ族の村近くでクラピカとパイロが発見した、怪我をした外の世界の遭難者であろう。

シーラが「助けてくれたお礼に」とクラピカとパイロにあげた本は、彼女がプロハンターを目指すきっかけとなった大事な本、ハンターが主人公の冒険活劇「D(ディノ)・ハンター」であった。

“驚くことに彼女は治りかけるとまた転んでケガをいくどもくり返した”

という本誌掲載時、怪しんだ状況は、

“シーラは怪我防止のため今から歩き読書禁止ね”

とクロロが注意した通りシーラの悪い癖が原因なのかもしれないが、

何故クルタ族の村の近くの森に居たのか、何故急に居なくなったのか、

そして何故クルタ族の住処がバレ、惨殺され、例のメッセージが残されたのか、を考えるとシーラ=初期の旅団メンバー(4・8・10・12のいずれか)の可能性もあるのだろう。

そのあたりが、クラピカ追憶編掲載時に巻末コメントで言われた「B面」部分だとは思われるが謎も多い。

 

1:シーラは旅団員でクルタ族に殺された?

ノブナガが、

“こいつらオレ等に似てるんだよ”

“仲間殺られてスイッチ切り替えたってとこじゃねーか?”

と話していたが、“流星街出身であり旅団員のシーラ”は不自然に姿を消したが、実は村の情報が外部に漏れる事を危惧したクルタ族に殺されており、「番いの破壊者(サンアンドムーン)で報復を果たそうとするも、赤目の悪魔相手には目的を果たせなかった。

(※少なくともクルタ族惨殺事件よりも前に既に流星街出身者の冤罪事件での“自爆事件”を起こしているため可能)

そこで、仲間を殺された幻影旅団にクルタ族の始末を頼んだのだろうか。

 

ただこのルートは、

フィンクスの言葉に違和感覚える上、

盗賊団である幻影旅団が、全て“緋の眼のみの回収”とした理由がわからず(盗賊始めたてで、お宝の価値を知らなかった?)

クルタ村にあった“賊が残したと思われる例のメッセージが、旅団=流星街出身だと紐づかなかった理由がわからない。

(幻影旅団=流星街出身と判明したのはNo.102/11巻=クルタ族虐殺事件よりも後)

 

―って書いてて気づいたんだけど今回のNo.395で示された文言、若干違うね。。。

■クルタ族虐殺事件&流星街出身者の冤罪事件で残されたメッセージ

我々は何ものも拒まない だから我々から何も奪うな

■No.395で示されたメッセージ

我々は何も拒まない   だから我々から何も奪うな

 

クルタ族虐殺事件で残されたメッセージが後者で、今話と冤罪事件で使われたのが前者だったなら、“流星街出身ではない者が流星街を騙ってそのメッセージを使った”+後に何らかの理由で幻影旅団の犯行とされたとかで繋がりそうだけど…。。。

基本的には“一見明らかなものは作者ミスと考えても良い”が、“そうでないものは熟考すべし(ハナから作者ミスと考えるべからず)というスタンスなので…、難しいなぁ。

 

少なくとも、このルート1は違和感が多い。

 

2:シーラは旅団ではなく、かつ3馬鹿関連で殺され、旅団はダシに使われた?

フィンクスは、

“オレらは素人いれねェし”

と言っていたのに対しノブナガは、

“そうか?オレ達もこんなだったぜ 結成当時……はな”

と答えていたがその言葉が、“素人=能力覚醒直後でハイ丸出しのど素人”にまで掛かるなら、結成当時のメンバーはルイーニーレベルだった可能性もあるだろう。

 

そして、シーラが旅団員だとしたら覚醒したばかりだとしても念能力者だと思われる。

念能力者が転倒したくらいでケガをするわけはなく、転倒は嘘でクルタ族の村の近くで一定以上の者と戦闘をしていたことになろう。

ただ、“隠れ住んでいる者達”はその手の音や森の違和感等に敏感の様に思われるのだ(クラピカ達も折れた木々などを目撃していてもおかしくない)

 

つまり、シーラは流星街出身ではあるが、子供の頃の夢を追いかけ外の世界に出てハンターを目指していた女性=シーラは旅団員ではない様に思われる。

そして、最初に森で怪我をしていたのは街で誰かと争い追われ、森に逃げ込んで迷ったのではなかろうか。

そうだとすると、

クラピカ追憶編で出て来た3馬鹿(チンピラ達)と関係が出て来そうな気がする。

 

現実世界でもありがちだが、そいつ自体は何の力もないチンピラだとしても、意外と所属している組織が大きかったり、面子を気にするため何か問題が起きた時はそのバックが出てくるケースがある。

 

シーラが何らかの理由で揉めた、もしくは因縁を3馬鹿もしくはそのバックの存在に目を付けられ、シーラを攫って遊んでいたら殺してしまい、どうしようかというところで先日3馬鹿が恥をかかされた赤目の悪魔の存在を思い出し、そいつらに罪を擦り付けようとした。

しかし、3馬鹿や仮にそのバックがマフィアだとしてもクルタ族の相手は荷が重く、さらに上に助けを求める。

すると幻影旅団(というより、流星街のお偉いさん達)とのパイプを持つ者が居て(ただ3馬鹿達は幻影旅団が流星街出身だとは知らず、流星街出身の人員達も使い勝手のいい連中程度にしか認識していない)、旅団はクルタ族の制圧まで協力し報酬を得て去った。

(旅団もしくは流星街のお偉いさん達に協力を求めた理由は恐らく真っ当なもの。例えば先住民系のクルタ族が流星街と外で見つかり、流星街に連行したいが強くて手に負えない、など。)

 

ところが、残った連中がクルタ族を拷問し眼を奪い(この手のことに詳しくないから「頭部とセット」がベストだと知らない)、シーラを殺したのもクルタ族にしようと思い辻妻を合わせるために国民番号や生体データから身元を調べたところ国際人民データ機構に登録されていないことが判明。

そこで初めてシーラ=流星街出身だと知り、1年程前に起きた自爆テロの事件を覚えていた者がそのメッセージを使い、さらに緋の眼を売っ払った後で犯行を幻影旅団になすり付けた―なんていう筋書きだと、現状の各情報とも結びつく気がするが、どんな展開にしろ気持ちの良いモノではなさそうである。

 

 

以前の感想で書いた「お花畑への道(シャイニングロード)が大分潰れてしまったのは個人的に残念ではあるが、もう回収されないだろうと思っていた伏線が回収されたのはとても嬉しいですね。

 

今週以上。

前回の感想で疑問が残り、BW号の航行日程の確認などを行ったのだが(結果、間違いが発覚し前記事は修正…というより更新しています)、BW号関連はしばらく放置でもいいから長年の疑問へのアンサーが欲しくなってきた。

そして今回の再開分で「11人いる!(サイレントマジョリティー)の犯人も明らかになるかと思ったけど、ビデオテープが22年熟成されたから、そっちもさらに5年くらい熟成されるのかもしれないとふと思った(まだ5年熟成くらいなのだ)

 

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