DCモーター扇風機雑感 | ささのブログ

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久しぶりにオフの午後だったので、午睡を取ろうとしたら…始まったよ、あれが。都知事選の選挙演説だ。近くに大きな公園があり、その入り口で候補者がとっかえひっかえ来て「あなたの一票をどうぞよろしくお願いします」とやっている。ネット全盛の現代に於いて未だにあんな昭和な選挙活動しか出来ないのかが不思議だ。当然、午睡など取れるはずもない。

 

選挙で一番大事なのは主張だ。都知事選の場合は、都政で何をやりたいか、これまでの都政で何がだめなのか。投票する側はその辺りを知りたいのであって、スピーカーを使ったお願い行脚なんて、「こいつにだけは入れないでおこう」としか思えない。都民との直接対話での演説をしたければ、駅前とかでやればいい。なにも、閑静な住宅地に来て騒ぐ必要はないと思うのだが…

 

 

今年の夏は暑くなるのが更に早くなって、もうエアコンが必須だ。そのエアコンを効率的に使う最重要パートナーが扇風機。テレビでも、扇風機の特集をよくやっているが、その多くは、DCモーターとACモーターの違いを解説している。ACモーターは昭和の時代からおなじみの、交流電源をそのままに使うもの。DCモーターは、直流電源による、割と新しい扇風機に多い。

 

テレビの解説では、ほぼ全てで「お勧めはDCモーターの扇風機」と言っている。音は静かで電気代も安いから、DCタイプを薦めるのはわかる。うちにも、DCモーターとACモーターの、両方の扇風機があり、ACタイプをリビングで回すと、「ブーン」という低音が床に響いて、夜中は気になる。DCタイプだと、それがないので、静かと言うのは間違いない。だが…

 

 

DCモーターの扇風機、いい事ばかりでは決してない。値段が高いのは仕方がないとして、他にもいくつか問題点がある。一つは、電源だ。家庭の電気は交流電源だが、それをDC(直流電源)にするには、アダプターが必要。中には本体に内蔵されているものもあるが、電源ケーブルの途中にそれをかませている物が多い。これが地味に邪魔だ。ACモーターならば、家庭用電源をそのまま使えるので、電源ケーブルはシンプル。掃除機のように引っ張ればスルスルと出てくるものが多い。実際に使う際に、この差は大きい。

 

うちのDCモーター扇風機も、電源ケーブルにDCアダプターがかませてあるタイプだ。ホントにこれが邪魔。タバコの箱ほどのDCアダプター、置き場所をいろいろ考えたが、結局、フレームの間にツッパリ棒を入れて、そこに固定することにした。木材をフレームと同じシルバーに塗って、両端のゴムを取って金属むき出しにしたツッパリ棒がすっぽりはまる穴を開ける。これだけでは、ツッパリ棒によりフレームが外側にたわむので、荷造りヒモで外側を縛って逆位相をかけて、力を拮抗させる。

 

ACモータータイプならば、こんなことをする必要は全くない。なので、よほどの静寂を求める空間で使用するのでない限りはACモーターの扇風機を選択するのもありだ。それに、これはまだわからないが、寿命もACタイプの方が長い気がする。

 

昭和の扇風機、掃除さえしっかりやっていれば、50年くらいは平気で使えたが、DCタイプはそんなにタフではあるまい。まぁ、家電製品は10年使えば十分、と思っている人ならば問題ないだろうが。私は最低20年、出来れば30年は使い続けたいので、まだDCモーターの扇風機は半信半疑だ。