今朝の散歩、2週間振りくらいでトラちゃんに会えた。ちょっと痩せたが、元気そうだ。左耳のかさぶたは、蚊の攻撃を受けて、掻いてしまったことによるものだろう。毎年のことだ。鼻周りの傷は、他の猫とのケンカ。トラちゃん、弱いからいつもコテンパに負けてしまう。それでもこの公園で生きるようになって5年目に入った。
食べ物は、エサやりさんが多く回ってくれているので、なんとかなっているのだろう。水は、私が行くときは必ず替えているし、もうすぐ遊水路に水が張られるので、そうすれば心配ない。ただ、毛を梳いてくれる人は私以外にはいないようで、抜けかけの毛がごわごわ付いている。ブラシで一通り梳いてやったら、ごっそり取れた。トラちゃん、とってもすっきりした顔をしていた。
まだ6月なのに、かなりの暑さで、ニュースでは熱中症で運ばれた人の数を流して注意喚起を行っている。最新のニュースではサウジのメッカで熱中症による大惨事が起きている。昨日は私には珍しく、ラッシュアワーのメトロに乗り教室に向かった。途中、どこかの駅に停車しているときに、すぐ後ろで「ドタッ!」という音がして振り向くと、人が倒れている。60前後の女性で、小刻みに痙攣している。
周りの乗客から、「すみません、非常停止ボタンを押してください！」と声が上がり、程なくホームからアラームが鳴り出した。若い男性が、倒れている女性の上半身を起こしてあげた。すると、少し正気を取り戻したか、受け答えしているよう。電車のドアのすぐ外には、ホームのベンチがあり、先ほどの男性がそこに女性を座らせた。
若い女性が、自分が持っていたポカリスェットのペットボトルをその女性に渡していた。ほどなく駅員の1人が来て、具合を確かめている。すると、また女性の身体が小刻みに震え始めた。痙攣だ。そうしているうちに、電車は発車。駅員3人に囲まれているのを見たのが最後だった。おそらくは熱中症、あのあと、救急車で運ばれたことだろう。
そして今日、所用で駅に向かう途中の神社の階段下で人が倒れていた。連れ合いの方が隣で介抱しながらどこかへ電話をかけていた。救急車を呼んでいたか？こちらもおそらくは熱中症だ。昨日の朝も、今朝も、まだ暑さはたいしたことは無いが、時期的に早い夏に身体がついて行っていない。これくらいならまだ大丈夫と思わずに、日傘にネッククール、水分補給など、出来る対処は今のうちからやって置いた方がいい。