天井ダクト換気扇の掃除 | ささのブログ

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15年目に入ったマンション、8回目の更新を不動産屋で行い、翌月の家賃を大家さんに支払いに行ったら、何か設備で欲しいものは無いか尋ねられた。かねてから、ダイニングルームのシーリングライトが寿命を過ぎていて、直し直し使っていたので、LEDのシーリングライトをリクエストした。2日後には地元の電気屋さんが来て設置・交換してくれた。

 

 

 

これまで使っていた蛍光灯のものよりは一回り小さいが、満照にすると十分に明るい。ただ、今までのように電球色にすると、白色がoffになるのでちょっと暗い。電球色が好みの人は、少し大きい部屋の設定のシーリングを買う方がいい。これで我が家の照明も半分以上がLEDに置き換わった。電気料金、多少は下がるだろうか。

 

 

 

トイレや洗面所の天井に、埋め込み式の換気扇がある。「天井ダ クト換気扇」という名前らしい。このフタは簡単に外せるので、5年くらい前までは年に1度、中の「シロッコファン」と呼ばれる、筒状の羽を掃除していた。うちには喫煙者はいないし、トイレや洗面所なんて、ほこりなんてほとんど立たないはずなのに、年に1度の掃除で、タール状の汚れが出てくるのがほんとに不思議。

 

 

 

8年前のブログ「空気流れりゃホコリは溜まるで書いたが、空気の流れを発生させる機械は例外なくホコリが溜まるものだ。夏の扇風機でも、ワンシーズン使えば羽は結構汚れる。ましてや天井ダクト換気扇は基本回しっぱなし。一年も使えば、空気中を漂う微細なゴミやホコリがびっしりと溜まるのだろう。ただ、ここ5年ほどは掃除をさぼっていて、常々気になっていた。

 

 

 

昨日、意を決してトイレの換気扇のフタを外し、さらに、シロッコファンを覆う、内側のカバーもドライバーで外してみた。ちなみに、これまでの掃除は、綿棒やキッチンペーパーを巻いた細い棒などを突っ込んでしていた。シロッコファンを覆う内側のカ バーを外すのは引っ越してきて初めてだ。どんなものかなと、カバーの中を見たら、ホコリがびっしりでものすごいことになっている。ちょっとインパクトが強すぎるので、写真はモノクロに加工した。

 

 

 

これは、15年分のホコリか、あるいはマンションが建って以来、30余年分のホコリか。一般の借り主は、ドライバーでカバーまで外しての掃除なんてやらないから、知らないだけで、天井ダクト換気扇のある家は、程度の差こそあれ、だいたいこんなものだろう。カバーの中のゴミは簡単に洗えるし、カバーを外したことにより、シロッコファンの掃除も俄然やりやすくなった。

 

 

 

40分ほどでピカピカ。元通りにネジ止めして、天井のフタを掛けて、電源を入れたら、今までよりもずっと軽いモーター音になった。それだけ、ホコリの重さで負荷がかかっていたとうことだ。気をよくして、洗面所の天井ダクト換気扇も、フタを外して、内側のカバーを外してみた。こちらは、トイレのものと違って、ネジがものすごく奥にあり、特殊なドライバーがないと分解出来ない。昔、通販で買った万能ドライバーを出して、なんとか分解。

 

 

 

こちらは、トイレのカバーの内側のような汚れはなかった。洗面所の方が、服の脱ぎ着があって、ワタボコリは舞うだろうに、不思議だ。こちらの換気扇は、浴室の換気も兼ねている。普段はダクト内に設置された逆止弁で浴室と洗面所の空気の流れは遮断されているが、換気扇の電源を入れると風圧で逆止弁が開き、洗面所と浴室の換気を同時に行う仕組みになっている。

 

 

 

この逆止弁もホコリで動きにくくなっていた。念入りにホコリを取り、潤滑油を注いだのだが、電源を入れてもちゃんと開かない。そこで、開きやすくするよう、バランサーとしてオモリを足して、少しの風圧でもスムーズに可動するようにした。オモリを足すのも、全く手が届かない場所なのでとても大変。しかも、天井なので、椅子や洗面台に乗っての作業。結局、1時間以上かかり、終わる頃には左足のふくらはぎはこむら返り寸前。

 

 

 

それでも、掃除が終わり空調関係はピカピカの新品同様になったので、安心して生活が出来る。逆止弁を調整したことにより、浴室の排気がよりスムーズになった。まぁ、この手の仕事は、若い頃10年間に渡り、地下鉄の設備電気のメンテナンス作業をやっていたので、昔取った杵柄だ。天井ダクト換気扇のあるお宅は、1度フタを外して中を見ることをおすすめします。