2段式飛沫防止パネル | ささのブログ

ささのブログ

ブログの説明を入力します。

 

久しぶりに正倉院尺八を製作。ネット経由で注文があったのと、近々正倉院尺八教室に新しい生徒が入る予定なので、急遽在庫が必要になったためだ。必要数は2本だが、作ったものすべてが良く鳴ってピッチも正確に出来上がるものではない。なので、5本ほど作りたかったが、時間の都合でこの日は3本製作することにした。うち2本は430Hzの雅楽ピッチ、1本は442Hzのオケピッチ。節を抜いて歌口を加工して指孔を開けるだけだが、これだけの道具が必要。

 

 

 

で出来上がったのがこの3本。奇跡的に全部販売できるレベルに仕上がった。特に真ん中の黒いオケピッチの尺八は、形も鳴りもピッチも完璧。自分の持ち管にしたいくらいだ。龍笛は、その音量と高い音から、合奏ならばともかく、一人で吹いて楽しむにはちょっときつい。その点、正倉院尺八ならば優しい音色でいつまで吹いていても飽きない。もちろん耳にも優しい。需要が結構あるようだから、材料を仕入れてまた作っておこうか。

 

 

 

 

 

前回のブログ「コンサート動画の配信で紹介した硬質ファイルで作った飛沫防止用パネル、早速レッスンで使ってみた。サイドまで覆われているのはとてもいいのだが、ちょっと高さが足らない。そのレッスンで使った部屋には低い椅子があったので、自分の高さを低くして対応したが、これでは不便。そこで、もう2枚、クリアファイルを使って高さを上げてみた。

 

 

 

土台の4面のクリアファイルは縦長に並べて貼り合わせたが、そこに今度は横長を2枚合わせて、それぞれに溝を作り、上下のファイルの溝を合わせて連結出来るようにした。土台の4面ファ イルの上に新たに作った2面ファイルを載せると、重さに耐え切れずに4面ファイルの両サイドがたわんでしまう。そこで、底と縦にL字を組むように、捨てずに取っておいた硬質ファイルの背骨の部分を接着(イラストのピンクの部分)。すると、今度は全くたわまなくなった。

 

 

 

4面ファイルだけだと高さは370mmだったが、それに2面ファイ ルを組み合わせた今回の高さは530mm。これだけあれば飛沫防止には十分。持ち運びも、B4ファイルの大きさで厚さは2-3mm。多少重さはあるが、シールド用ポール に比べれば格段に軽い。各教室の皆さんも飛沫防止パネルには苦労されているが、これならば製作費300円、1時間ほどで作れてオススメです。