11歳で川崎病にかかったサッカー少年のその後の生活を記録しています。

退院後1年たって後遺症が完治、中学生となり新たな生活が始まりました。

 

  リーグ戦初戦 守備で怒られ、修正する

公式戦のリーグとは別にいくつかのリーグ戦に

参加している

そのうちの1つのリーグ戦の初戦だった

公式戦でもあたる強敵が連なるリーグ

初戦も強豪クラブだ

 

TMとは違って全員がベンチに入れるわけじゃない

空気感はぴりっとしている

 

息子は4-2-3-1なボランチで出場

入りは悪くなかったが、

ただ相手の入りの方がよかった

序盤押され気味になり、中盤も相手に

支配されてしまい、裏をとられて

キーパーか防いだものの詰められて

あっという間に失点

もともと守備の予測、強さが課題の息子

押し負けたり、ポジショニングの判断が

よくなかったり、取り切れなかったり‥

監督から厳しい怒声が飛ぶ


息子は監督の指示を受け、どうすべきか

すごく考えているんだろう

試行錯誤して上手くいかない時間が

しばらく続いた

 

マークにこだわるあまりサイドに

釣り出されることが多かったが

ある程度の所でマークを捨て

中央にいるようになり、相手のパスの

起点の芽を潰すように動きを変えた

息子と組んでいるボランチの選手も

呼応するようにポジショニングが

よくなっている

監督からも今のポジショニングは

よかった、今のディフェンスはよかった

と怒声だけでなく、褒める言葉も

かけられるようになってきた

選手達も気持ちが乗ってきて

声がどんどん出てくるようになる


次第にこちらのペースとなり

息子が相手から奪ったボールから

 素早く右サイドハーフにパス、

右サイドから左サイドに振って

左サイドハーフが突き刺すような

ゴール!!

その後は一気に主導権を握り、

ほぼ敵陣でのプレーとなった

決めきれないところもあったが

ほぼ勝利間違いないという状態

後半残り10分でボランチ2枚が

交代となった


代わりにCBとトップ下をいれ、

CBを1人アンカーにあげ、

システムを4-1-2-3に変更していた

オプションを試しているのだと思うが

前はそのアンカーの位置は息子

だったので、親としてはちょいと

出場機会を失うのかしらと心配驚き

 

家でご飯を食べながら、

今日はどうだった??と聞くと

「すごく楽しかった。学びが多かった。監督の指示は俺には全くない考えで、それにやっと気づいた、10のうち、0.5くらいしかできなかったけど、ものすごく開けた感じ。感謝しかない、今日の監督の言葉は一生忘れない」

と興奮気味に言っていた

ちなみに息子は幸か不幸か分からないが

基本怒鳴られるのがデフォのチームにしか

いたことがないため、怒鳴られることには

相当強い耐性があるし、スルーも得意である

聞こえないふりで指示に従わないという

テクニック(笑)もある


まあ、楽しかったならなにより

親は子供が怒鳴られるとつらいし、

でもなんにも言われないのも気になる

生き物なのだ


さあ、明日は公式戦

出場機会はあるのか、

今日の学びを活かせるか

頑張っていこう!!