突然の母のすい臓癌ステージ4、

余命2ヶ月宣告からおよそ5週間

私の家の近くの終末医療に対応した施設に

転院して10日くらい

 

お茶もあまり飲めなくなってきた

ストローで吸えないし

スプーンでもむせてしまう

思いついたのが氷

氷を小さくして持ってきてみた

そしたらガリガリっとかじって

食べた

むせないで食べられるのがよかった

 

看護士さん、介護士さんにも氷のことを

話すと持ってきた氷を食べさせてくれる

とのこと

ちょっと工夫してポカリやアクエリで

氷を作ってみた

小さく切った氷をスープジャーに入れて

冷蔵庫に入れておく

ここから亡くなるまでの間、ほぼ

このアクエリ氷だけを摂取

 

ガリガリと氷をかじる音が病室に響く

食べる?と聞くと口をあーんとあける

何個かアクエリ氷を食べて最後に

普通の氷で口をさっぱりさせる

 

そういえば

母の家にはいつもリーフメモリーがあった

チョコなら口の中で溶けるから

嚥下が弱っても食べられるのでは??

チョコ食べる?というと口を開けたので

リーフメモリーをさらに半分にして

口にいれてみた

久しぶりの甘味にもう1つ、もう1つ

3個食べた

 

このままアクエリ氷だけしか食べられない

のも悲しかったので

少しでもチョコを食べられてよかった