父の死後、様子のおかしくなった母

うつか認知症を疑い検査した結果は

「膵臓がんステージ4」「転移性肝臓がん」

「肺動脈血栓」「深部静脈血栓」

「推定余命は2ヶ月」


突然の余命宣告に動揺する暇もなく

救急で入院した病院は基本2週間で

次の行き先を決めないといけない


ここで問題となるのは

皆の居住地がバラバラであること

母はA県で一人暮らし

兄はB県に本拠地があるが現在C県に

単身赴任中でいつ転勤になるか不明

私はD県に在住


1人暮らしになった母が心配なので

兄の本拠地であるB県で

母の住居を探すつもりでいた

父の相続関連の手続きが一段落して

そろそろ探そうか、という話をしていた


このままだと母の居住地である

A県の病院に転院することになる

兄妹ともにそこにいくのは

4〜5時間くらいかかる

余命2ヶ月の母が1人で遠くに入院

なんて大丈夫だろうか?

でも考える時間がはあまりない


私の家の近所に癌終末期を受け入れる

施設がたまたま最近できていた

母はまだ長距離移動ができるだろうか?

移動できるのであれば連れていきたい

私と兄はA県の病院へ母の今後について

相談に向かった


病院では担当医師と看護士、連携担当の

方と話をした

医師から病状から余命は2ヶ月

通常◯◯病院への転院となるが、

家族の希望はあるか、と聞かれた

私の住まいであるD県に連れていきたい

連れて行くことは可能か?と聞くと

今なら可能、とのこと

D県の転院先を探さないと、というので

すかさず家の近所の施設の話をした


連携担当の方に施設のホームページを

見せると、その場で電話をかけてくれ、

母の病状や看護の状況などを施設に連携、

介護認定を受けてほしいと言われたらしく、

今度は市役所に連絡して、母の介護申請に

ついて事前に担当者に話をしてくれ、

私と兄は急いで市役所の福祉課へ行き

即介護申請をした


翌日、もう一度病院に行き、今後について

再度打ち合わせ

私は戻り次第介護施設に見学、申し込み

に行くことになった


問題は移動である

新幹線で2時間、その前後が車で90分くらい

全行程が車だと5時間くらい?

ただこのA県、雪がすごいのだ

病人を乗せて大雪を車で送迎するのは

私も兄も怖くて無理

連携担当のソーシャルワーカーさんは

民間救急車がいいのでは?というが

担当医師は新幹線で大丈夫でしょ?と

温度差がすごい


やるべきことの多さに

不安もいっぱいだが、行き先が

決まったことはよかった