11歳息子は春休みに川崎病になり入院、
寝込んでいた期間を含めるとおよそ1ヶ月、
ほぼ寝ている生活だった
足の筋肉は衰え、少し歩いただけで筋肉痛
最初は学校に行くだけで大変な日々
退院して1週間、やっとボールを蹴ることが
出来るようになって楽しい
けれど寝たきり1ヶ月で衰えた体力はなかなか戻らない
最初のうちあまりにも走れなかったので、
スタミナ切れを気にしすぎて全力で走れない
1ヶ月くらいで戻れると思ったスタメンには
なかなか戻れず、自分の体力も戻らないし、
周りは成長していく
そして初めて息子の口からサッカー辞めたい、
という言葉を聞いた
自主練を途中で辞めてボールを持ったまま、
仕事をしている私のところにやってきて、
しばらく黙って、言葉を探しながら荒い息を
していた
苦しい、なんて言っていいかわからないけど、
サッカーが苦しい、
サッカーを楽しいと思えない、
そう言うと涙をボロボロと零した
頭をガーンと殴られたような気分だった
甘えていた
息子は弱音を吐かない
だからと言って辛くないわけではない
彼の辛いという気持ちのコップはいっぱいになっていた
そうだった
最後まで苦しいと言わない、
本当に溢れてしまうまで我慢する子だったじゃないか
わかってはずだったのに、大丈夫という言葉に甘えていた
そう思うほうが楽だから
前のチームで辛かった時もずっと我慢していた
我慢の最後に出た言葉は「辞める」だった
「辞めたい」ではなく「辞める」
その時、自分だけで結論を出さないこと、
もう無理というところまで我慢しないように話した
だから今回はたぶんギリギリのところで
言いに来てくれたんだと思う
ギリギリ超えちゃったかもしれないけど
子どもが何かを辞めたい、と言っても
甘えるな!とやらせる親も見かけるし、
結構いると思う
簡単に辞めたい、という子もいると思う
親の方が前のめり、なんて家は多いし
うちはどうしたらいいんだろう?
息子は簡単に辞めたいという子ではない
無理やりやらせたくはない
だけど、今の状況で辞めるのは正解なんだろうか?
思ったことをそのまま息子に伝える
本当に辞めたいなら続けなくてもいいけど、
今辞めるのはなんか違う気もする
体力が戻って自分のサッカーができるように
なったら、その時サッカーが楽しくなったら?
見極めるならその時でもいい気がする
俺もここで辞めるのは違う気はしてた、
サッカーを全くしない生活も想像できないし、
サッカーを0にしたいわけじゃない
でも前と同じ気持ちになれない
ただ体力が戻るまで、がんばってみる
まずは夏休み始まるまで・・・
体力戻す期間短いな!
そこでちょっとだけ笑った
楽しみにしていた夏合宿はどうする?
と言ったら、
あー、夏合宿は行きたいかな、て![]()
親のエゴだけど
今回の理由ではやめてほしくない
もう一度、しっかり体力を戻して
その時に決めてほしい
できればその時、続ける選択をしてほしい
とは思うけど、どうなるのか
数日前まではこんなことが起こるなんて
思ってもみなかった
彼にサッカーを辞める選択肢が存在する
と想像もしていなかった
とここまで一気に書きましたが
ほんとびっくりしたよ・・・
思わず長文を書いてしまった
毎日何が起こるかわからないですね
子どもはいつでも親の想像を超えてくる
こっちも全力で向き合っていくぞ!!